地域の国際化

地域で生活する、外国人の方々、子どもたちについて語り合います。 http://noshi-niho.jimdo.com/



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[851] 対談に参加して・・・・

投稿者: 北川 投稿日:2021年 5月 3日(月)19時21分38秒 p3230010-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp  通報   返信・引用

4月14日、「本屋B&B」嶋田先生の著書刊行記念、嶋田先生と田中宝紀さんの対談の末席に参加させて頂きました。
日本語教育で著名なお二人の対談に私などが参加して良いのか・・正直悩みました。
しかし、嶋田先生がこの本を書いてくださらなければ、日本語の学びを生きる力にして頑張る定住外国人の姿を知ってもらうことはできなかった・・・改めて・・そう思いました。

「のしろ日本語学習会」は、生きる力にするための日本語指導と、学んだことばを生きる力にして頑張る定住外国人を支援するために設立した日本語教室です。

生きるために必要なのは「ことば」だけではないことを、私たちは嫌と言うほど知らされてきました
登校拒否や引きこもり・・孤立・・自殺・・誰にも相談できず誰も話を聴いてくれない・・
そんな時代に・・「日本語を学んだら日本で生きていける」などと簡単には言えないと思う自分がいました。

日本語が母語の日本人・日本語がペラペラのはずの日本人が、生きていくのが辛いと思うのはなぜ??・
ことばの学びを生きる力にできず、もがき苦しんでいるのは・・定住外国人だけではないことを日本語支援で知らされていきます。

この対談で、地域日本語教室の現状と能代教室の支援について少し話させて頂きました
嶋田先生の無茶振り(苦笑)に、つい、本音で答えてしまう・・そんな自分を嶋田先生も田中さんも寛大な心で受け入れてくださいました・・感謝します
浜松国際交流協会の内山さんのお話しや仕事で参加できなかったクリスチーナさんなどの話を聴くと、日本で頑張って生きている定住外国人はたくさん居る・・改めてそう思いました。

嶋田先生が日本語教室で学ぶ女性たちを本にしたいと言って下さったとき、定住外国人の頑張りに興味を持っ人など居るのだろうか・・・
生活者として生きる定住外国人も私たちと同じ人間・・そう考える人達がいるのだろうか・・と・・

日本の考える国際交流は英語教育・・日本語教育は高度人材育成のためのもの、生活者として暮らす定住外国人には読み書き不要・・
そう言われ続けてきた時代から4技能指導にこだわり、定住外国人も地域の人財となると言い続けて来た能代教室ですが、自治体や町の理解が得られるようになったのは・・10年ぐらい前からです。

OPIを通して嶋田先生や野山先生のような日本語教育の専門家が毎年調査で能代に来てくださる・・
先生たちの来訪は、日本語教育の過疎地である私たちにどれほどの励みになったことか・・・
受講生たちはもちろんですが、私たちにとっても「貴方たちの活動は間違っていない、頑張れ」と、背中を押して貰える来訪でした。

日本は国際化や外国人企業労働者育成を推進していますが、地方の日本語教室の多くは孤軍奮闘しているのが現状です。特にコロナ禍で日本語教室そのものが停止している所は、予算も含め定住外国人支援を考える余裕などない・・自治体はそう言います。

そんな今だからこそ、「定住外国人の心の声、特に女性たちの声を多くの人達に知ってもらう必要がある」と嶋田先生は言いました。

お互いの信頼を大切にしてきた日本語教室です・・・私自身も悩みました。
彼女たちの苦しみや悩み乗り越えてきた苦労、それらを公にして嫌な思いをする人はいないのか・・・・・・
しかし、定住外国人にことばの学びなど必要ない、彼等はお金を儲けることしか考えない、学ぶ意欲などないと言う日本語支援者の声を聞くたびに、決してそれだけではないはず、学びたいと思わない理由は何なのか、それなりの理由があるはず・・
教室の受講生たちに経験を語ってもらうことで、救われる定住外国人がいるのではないのか、定住外国人の思いをわかってくれたら、きっと本気で寄り添ってくれる日本人が出てくるのではないのか・・
彼女たちは悩み苦しみながらも、困難に立ち向かい乗り越えてきた人達です。
そういう女性たちだからこそ、堂々と自分の体験を語って欲しいと思いましたが・・正直悩みました・・
・・・悩んだ末に・・あるとき気がつきました・・・・・・
「これは私が決める事ではない・・・私と嶋田先生の思いを素直に伝え、公にしたくないならイヤだと言ってもらえばいい・・この教室はお互いに本気で向き合い、語りあって作りあげてきた・・ここで育った受講生なら自分で考え自分で答えを出してくれるはず・・彼女たちを信じよう」そう思いました。

「いいです・・実名で書いて下さい。私たちの経験が全国で暮らす定住外国人の役に立つなら、お受けします」・・ヤッパリ・・本音で向き合って来た人達だからこその・・返答だと思いました。
教室の受講生たちの嘘偽りのない気持ちと、嶋田先生の優しさと気配り・・・・
嶋田先生と出会わなければ、この本は生まれませんでした・・本当に心から感謝します。

日本国中に定住外国人が住んでいます・・・

日本語教室はもちろんですが、日本人の優しさが頑張って生きる定住外国人(人間)を育てます。
日本語学習支援?・・・支援ということばは上から目線だと言う人も・・
寄り添う?・・・・これも上から目線のような気がしますが・・・(苦笑)

上から目線だろうと、下から目線だろうと、定住外国人に関心を持ってくれる人がいるだけでもラッキーです
国際理解や多文化共生に興味のない日本人はまだまだ・・たくさん・・

実はこの対談の後、嶋田先生からもっと大きな無茶ぶりがあり(苦笑)、この本の内容について嶋田先生が私にインタビューする形で対談したい、引き受けて貰えるだろうかと相談がありました。
あまりにも恐れ多い事なので一瞬戸惑いましたが・・エーイ、この際、清水の舞台から飛び降りる覚悟で・と・・対談を引き受けました。

怒濤の日々で掲示板に書く時間もないほど・・・

今年からY小学校で3年生のS君(フィリピン)への日本語支援が始まりました
日本人と再婚した母親と一緒に5歳で来日、一年後に日本の学校に就学することになったS君、1年生から入るなら日本語指導など不要、友だちができれば日本語など簡単に覚える・・・と、学校の判断・・
2年経ち・・S君は障害児ではないのか、情緒不安定、特別支援が必要、LD、AD/HDでは・・・・・・

文科省の意向や日本語教育推進法などどこ吹く風・・・見えないところで子供たちはゆっくりと・・・
私がどこまで関われるかわからない、名目だけの日本語指導者にはなるつもりはないが・・
助けられるか・・・・覚悟が求められそう(苦笑)

この連休はどこにも出かけず洗濯と掃除・・少し休もうと思います
たくさんの皆様に感謝・・・嶋田先生には足を向けて寝られません・・


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