地域の国際化

地域で生活する、外国人の方々、子どもたちについて語り合います。 http://noshi-niho.jimdo.com/



カテゴリ:[ 子供/学校/教育 ]


837件の内、新着の記事から10件ずつ表示します。


[852] Re: Zoom会議のお知らせ

投稿者: 北川 投稿日:2021年 5月 5日(水)06時31分12秒 p3230010-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp  通報   返信・引用   編集済 > No.850[元記事へ]

> ご無沙汰しております。出井です。
>  この年で初体験なのですが、霞が関で入管法改正反対のデモをやりました!
> 今年、関弁連の外国の人権救済委員会の委員長で、聞いてみると委員の皆さんもやったことがないと…(笑)。じゃあ、やってみるか、ということでやってみたのですが…どうなることやら、です。

出井さん、お久しぶりです。
どうしていらっしゃるのかと心配しておりましたが(苦笑)、相変わらず頑張っているんですね。

参加することは叶いませんが、応援しています

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入管法改正案で反対デモ 市民ら100人、東京都心を静かに行進

https://mainichi.jp/articles/20210421/k00/00m/040/248000c

入管法の審議が始まっています。難民にとっての懸念も多くあり、国会での丁寧な議論が必要です。そして、この法改正によって深刻な影響を受ける難民の人たちの不安、心配にきちんと向き合うものであってほしい。#難民の送還ではなく保護を・・・

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入管法改正は、難民の方達だけの問題ではないと思います。
たくさんの国の人達が日本に住んでいます。そしてまた、技能研修生として新たな外国人の受け入れが始まりました。

日本語指導者は人に寄り添う仕事です・・外国人の苦しみや悔しさや、涙を見てきました。
どんなに支援したくても支援できない・・・・
企業側の理不尽で強制送還されてしまう・・・
潰されてしまう現実と向き合ったとき、彼等を自立させなくてはと思いました。

日本語指導者ができることなど・・たかが知れています(個人的見解)
人権・・当たり前で最も大切なことなのに守ってやれない・・悔しい思いを何度もしました
やさしいおばさんや親切なボランティアでは助けられない・・
弁護士の力が必要・・ずっと思ってきました・

「今回の入管法改正反対のデモに、関弁連「外国人人権救済委員」の皆様が参加・・
デモやったことがない・・じゃあやってみるか・・と・・」


なんか嬉しかったです・・ありがとうございます
人権を踏みにじる理不尽な入管法改正に、弁護士の方たちが断固反対する・・・
日本も捨てたもんではない・・そう思いました・

これから益々増えて行くであろう外国人・・彼等も一人の人間として人権が守られる・・・
そんな社会こそ・・真の多文化共生社会ではないかと・・

出井さん・・頑張って下さいね・・応援しています。

学校教育については話したいことが山ほど・・
コロナがなければ飲みながらでも・・残念です{苦笑)


追伸・・彼が「外国にルーツを持つ女性たち」の著書の案内を差し上げたと思います
お時間のあるときに読んで頂けたら嬉しいです





[851] 対談に参加して・・・・

投稿者: 北川 投稿日:2021年 5月 3日(月)19時21分38秒 p3230010-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp  通報   返信・引用

4月14日、「本屋B&B」嶋田先生の著書刊行記念、嶋田先生と田中宝紀さんの対談の末席に参加させて頂きました。
日本語教育で著名なお二人の対談に私などが参加して良いのか・・正直悩みました。
しかし、嶋田先生がこの本を書いてくださらなければ、日本語の学びを生きる力にして頑張る定住外国人の姿を知ってもらうことはできなかった・・・改めて・・そう思いました。

「のしろ日本語学習会」は、生きる力にするための日本語指導と、学んだことばを生きる力にして頑張る定住外国人を支援するために設立した日本語教室です。

生きるために必要なのは「ことば」だけではないことを、私たちは嫌と言うほど知らされてきました
登校拒否や引きこもり・・孤立・・自殺・・誰にも相談できず誰も話を聴いてくれない・・
そんな時代に・・「日本語を学んだら日本で生きていける」などと簡単には言えないと思う自分がいました。

日本語が母語の日本人・日本語がペラペラのはずの日本人が、生きていくのが辛いと思うのはなぜ??・
ことばの学びを生きる力にできず、もがき苦しんでいるのは・・定住外国人だけではないことを日本語支援で知らされていきます。

この対談で、地域日本語教室の現状と能代教室の支援について少し話させて頂きました
嶋田先生の無茶振り(苦笑)に、つい、本音で答えてしまう・・そんな自分を嶋田先生も田中さんも寛大な心で受け入れてくださいました・・感謝します
浜松国際交流協会の内山さんのお話しや仕事で参加できなかったクリスチーナさんなどの話を聴くと、日本で頑張って生きている定住外国人はたくさん居る・・改めてそう思いました。

嶋田先生が日本語教室で学ぶ女性たちを本にしたいと言って下さったとき、定住外国人の頑張りに興味を持っ人など居るのだろうか・・・
生活者として生きる定住外国人も私たちと同じ人間・・そう考える人達がいるのだろうか・・と・・

日本の考える国際交流は英語教育・・日本語教育は高度人材育成のためのもの、生活者として暮らす定住外国人には読み書き不要・・
そう言われ続けてきた時代から4技能指導にこだわり、定住外国人も地域の人財となると言い続けて来た能代教室ですが、自治体や町の理解が得られるようになったのは・・10年ぐらい前からです。

OPIを通して嶋田先生や野山先生のような日本語教育の専門家が毎年調査で能代に来てくださる・・
先生たちの来訪は、日本語教育の過疎地である私たちにどれほどの励みになったことか・・・
受講生たちはもちろんですが、私たちにとっても「貴方たちの活動は間違っていない、頑張れ」と、背中を押して貰える来訪でした。

日本は国際化や外国人企業労働者育成を推進していますが、地方の日本語教室の多くは孤軍奮闘しているのが現状です。特にコロナ禍で日本語教室そのものが停止している所は、予算も含め定住外国人支援を考える余裕などない・・自治体はそう言います。

そんな今だからこそ、「定住外国人の心の声、特に女性たちの声を多くの人達に知ってもらう必要がある」と嶋田先生は言いました。

お互いの信頼を大切にしてきた日本語教室です・・・私自身も悩みました。
彼女たちの苦しみや悩み乗り越えてきた苦労、それらを公にして嫌な思いをする人はいないのか・・・・・・
しかし、定住外国人にことばの学びなど必要ない、彼等はお金を儲けることしか考えない、学ぶ意欲などないと言う日本語支援者の声を聞くたびに、決してそれだけではないはず、学びたいと思わない理由は何なのか、それなりの理由があるはず・・
教室の受講生たちに経験を語ってもらうことで、救われる定住外国人がいるのではないのか、定住外国人の思いをわかってくれたら、きっと本気で寄り添ってくれる日本人が出てくるのではないのか・・
彼女たちは悩み苦しみながらも、困難に立ち向かい乗り越えてきた人達です。
そういう女性たちだからこそ、堂々と自分の体験を語って欲しいと思いましたが・・正直悩みました・・
・・・悩んだ末に・・あるとき気がつきました・・・・・・
「これは私が決める事ではない・・・私と嶋田先生の思いを素直に伝え、公にしたくないならイヤだと言ってもらえばいい・・この教室はお互いに本気で向き合い、語りあって作りあげてきた・・ここで育った受講生なら自分で考え自分で答えを出してくれるはず・・彼女たちを信じよう」そう思いました。

「いいです・・実名で書いて下さい。私たちの経験が全国で暮らす定住外国人の役に立つなら、お受けします」・・ヤッパリ・・本音で向き合って来た人達だからこその・・返答だと思いました。
教室の受講生たちの嘘偽りのない気持ちと、嶋田先生の優しさと気配り・・・・
嶋田先生と出会わなければ、この本は生まれませんでした・・本当に心から感謝します。

日本国中に定住外国人が住んでいます・・・

日本語教室はもちろんですが、日本人の優しさが頑張って生きる定住外国人(人間)を育てます。
日本語学習支援?・・・支援ということばは上から目線だと言う人も・・
寄り添う?・・・・これも上から目線のような気がしますが・・・(苦笑)

上から目線だろうと、下から目線だろうと、定住外国人に関心を持ってくれる人がいるだけでもラッキーです
国際理解や多文化共生に興味のない日本人はまだまだ・・たくさん・・

実はこの対談の後、嶋田先生からもっと大きな無茶ぶりがあり(苦笑)、この本の内容について嶋田先生が私にインタビューする形で対談したい、引き受けて貰えるだろうかと相談がありました。
あまりにも恐れ多い事なので一瞬戸惑いましたが・・エーイ、この際、清水の舞台から飛び降りる覚悟で・と・・対談を引き受けました。

怒濤の日々で掲示板に書く時間もないほど・・・

今年からY小学校で3年生のS君(フィリピン)への日本語支援が始まりました
日本人と再婚した母親と一緒に5歳で来日、一年後に日本の学校に就学することになったS君、1年生から入るなら日本語指導など不要、友だちができれば日本語など簡単に覚える・・・と、学校の判断・・
2年経ち・・S君は障害児ではないのか、情緒不安定、特別支援が必要、LD、AD/HDでは・・・・・・

文科省の意向や日本語教育推進法などどこ吹く風・・・見えないところで子供たちはゆっくりと・・・
私がどこまで関われるかわからない、名目だけの日本語指導者にはなるつもりはないが・・
助けられるか・・・・覚悟が求められそう(苦笑)

この連休はどこにも出かけず洗濯と掃除・・少し休もうと思います
たくさんの皆様に感謝・・・嶋田先生には足を向けて寝られません・・



[850] Zoom会議のお知らせ

投稿者: 弁護士出井博文 投稿日:2021年 5月 2日(日)23時39分8秒 53.128.3.110.ap.yournet.ne.jp  通報   返信・引用

ご無沙汰しております。出井です。
 この年で初体験なのですが、霞が関で入管法改正反対のデモをやりました!
今年、関弁連の外国の人権救済委員会の委員長で、聞いてみると委員の皆さんもやったことがないと…(笑)。じゃあ、やってみるか、ということでやってみたのですが…どうなることやら、です。
しかし、国会での攻防が切羽詰まってきており、大阪でもデモをやるとかで、第2弾をやるかと考えているところです。

 さて、移住連の会合なのですが、6月12日土曜日16:30からZoom会議で、移住連非会員は1000円だそうです。

1.省庁交渉の取り組み交渉を15分くらい
2.「家族滞在」等、救済措置の取り組み経過を15分くらい
3.その他、各地からの参加者のフリーディスカッション

 私も熊本、愛知、可児などにお声がけして、いろんな地域の方々のお話をお伺いできればとおもっています。いかがでしょうか?

 弁護士会でも、学校教育→労働へのつながりがいかに重要か、そしてこの国ではそれが全くできていないことの問題性をアピールしていきたいです。



[849] 対談のお知らせ・・

投稿者: 北川 投稿日:2021年 4月12日(月)06時31分55秒 p3230010-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp  通報   返信・引用   編集済

嶋田和子先生の著書の刊行記念対談に私も参加する事になりました
嶋田先生と田中宝紀さんの対談に参加・・・・・田舎町の日本語教室からの発言です。

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嶋田先生のFBから

4月14日(水)夜8時から「本屋B&B」にて、田中宝紀さんと対談を行います。『外国にルーツを持つ女性たち 彼女たちの「こころの声」を聴こう!』刊行記念です。「のしろ日本語学習会」の北川裕子さん、浜松国際交流協会の内山夕輝さんも語ってくださいます。本書で取り上げた方々の後日談もお伝えします。発信すると、またさまざまな対話が重ねられ、そこから新たな「つながり」が生まれます。その一つが「通夜」(徳弘康代さん)という詩との出会いです。当日は、石垣真帆さんのすてきな朗読をお届けします。
 どうぞご参加ください(オンライン参加です)。


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地域日本語教室だからこそできることがあるはず・・
大学も国際交流協会もない町だからこそ、人と人とのつながりを大切にしてきました。

文化も宗教も様々な日本・・・
お坊さん、教会、お正月、バレンタイン、盆踊り、クリスマス・・なんと節操のない民族なの・・
民族戦争から逃れてきた人がそう言いました。
日本語教室では様々な国の人達と一緒に勉強しなくてはなりません・・・

あるとき彼女は言いました「私、わかりました。この教室は宗教や民族、肩書きではなく、一人の人間として信頼される人になりなさいと教えているのですね。母国では宗教や民族は大切だと教えられてきました。でも、それだけにこだわると、相手の本当の姿が見えなくなります。国や宗教の違いだけで相手を嫌うことは間違っています・・この教室でそれを学びました。ここは誰にでも平等な場所ですね・・」

人の学びに差別などないはずです・・しかし、
定住外国人に日本語の読み書きを教えても何の意味もない・・覚えられるはずもない・・
貧しい国から来た人は人間ではない、駒に過ぎない・・・

差別の心を持つ人の多くは、その人自身が誰かから差別を受けたことがある・・・・
どうせできっこない,どうせわかってもらえない・・・それは自分自身に負けることです

地域日本語教室は、単なる国際交流の場ではありません
学んだことばを生きる力にして頑張る外国人をサポートする・・・そのために必要だと思っています
嶋田先生の書いた本は、地域で頑張って生きている定住外国人に光を当ててくれました。

皆さんの回りにも、頑張っている外国人はたくさんいるはずです・・・
日本の文化・習慣を誰からも教えて貰えなかった定住外国人はたくさんいます・・彼らも一人の人間・・
その人達に声をかけてあげるのも・・国際交流の一環ではないでしょうか・・・・

能代には、そういうおじさんおばさんが、たくさん居ます(苦笑)・・・
もちろん指導のためのテクニックは必要です・・でも・・本当に学ぶべきことは何か・・・

今回の対談は・・学ぶ事がたくさんありそうです・・宜しくお願いします



[848] 日本語指導ボランティア養成講座

投稿者: 北川 投稿日:2021年 4月11日(日)09時16分9秒 p3230010-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp  通報   返信・引用   編集済

今日4月11日(日)は、令和3年度,能代市日本語指導ボランティア養成講座開講式です

6日(火)夜は、今年度の日本語講座開講式・・北羽新聞に開講式の様子が掲載されました。
コロナ禍で新外国人受け入れはしていませんが、4年前に結婚したというお嫁さん(タイ)を連れて日本人の御主人が来ました。
日本語の読み書きなど必要ないと思ったが、生活していくうちに読み書きができない不便さを痛感するようになったお嫁さん・・・
全ての情報は御主人のタイ語?英語?・・意思疎通ができない・・しびれを切らしたお嫁さんの要望に負けた御主人{苦笑)のような・・・

愛想のいい意欲のあるお嫁さんです・・日本語がわからないので働けない、日本人の友だちがいない、コロナでどこにも出かけられない、家にジッとしているのに耐えられなくなったのだと思います。
単語を並べるだけですが、一生懸命話そうとしているのが伝わって来ました。
情報化時代だからこそ、読み書きができなければ置き去りにされていく・・・現実は甘くないのです
日本語の勉強が楽しいと一生懸命勉強しています・・

2月~3月にかけ企業からの打診が多くなりました・・
山形で日本語の学びをしている企業研修生が、研修を終了し会社に入ってくる(4月~5月)ようです
「個々の会社でも日本語や文化の学びを継続するように、支援体制を作らないと逃げる研修生が出てきます。くれぐれも支援体制を充実させてください」との命令?・・

能代は日本語指導をしてる会社はほとんどありません、社長曰く「外国人労働者は勉強嫌い、金さえやれば文句は言わない、日本語指導など必要ない・・」・・・動物以下?・・・逃げられて当然・・

私が関わった研修生は逃げませんでした
「ここで一生懸命勉強して日本語能力試験を受けなさい、帰国したら日本語を使って働ける仕事に就きなさい、そのために貴方達に日本語を教えます、だから頑張りなさいね」・・・みんな必死で勉強しました
日本語教室の活動にも会社ぐるみで参加してくれ、楽しい思い出をたくさん作って帰国できるからです

昔は企業労働者を人間として受け入れる会社がありましたが、今はほとんどいません
駒?・・日本語指導は名目だけ・・金もうけのための外国人労働者受け入れ・・いずれ破綻するでしょう・・

日本語指導ボランティア養成講座・・・この講座の一番の趣旨は、定住外国人は何のために日本語を学ぶのか・・日本語指導の学びを通して学びの意味を考えて欲しいと思っているからです。

当学習会は、受講生が望めば日本語能力試験受験も手伝うし車の免許取得にも協力します・・
それは、嘘やごまかしのない生き方をして欲しいからです。真っすぐ真摯に生きていれば助けてくれる人は必ずいます・・・挨拶や礼儀をきちんと教えるのは、日本人は言葉遣いと礼儀正しさで人格を図るからです。

外国人だものそんなの必要ないと言うのは差別と同じ・・
自立して生きるためには無理でも覚えなくてはならないことはある・・・・それは日本人が外国で生きるのも同じ・・自分の主張を貫くために必要なのが「ことば」・・言葉の学びは生きるためのもの・・・

去年はコロナで講演が中止になったりしましたが、今年は依頼がぼちぼち・・・若者に伝えていくのが、これからの私の仕事・・・あとどのくらいできるかな・・・・頑張らなくちゃ!




[847] 日本の学校の現実

投稿者: 北川 投稿日:2021年 4月 9日(金)01時27分33秒 p3230010-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp  通報   返信・引用   編集済

今日の朝日新聞から・・
(オーストラリアの英語の学び:1)みんなを言葉で取り残さない 移民の子ら、中高の前に集中校で基礎

https://digital.asahi.com/articles/DA3S14862508.html?iref=pc_ss_date_article

(一部のみ抜粋)

移民社会のオーストラリアには、非英語圏からきた人が英語を習得するヒントがつまっている。多文化社会の学びの現場を歩いた。
 IECは、英語を母語としない地域から来た子どもたちがハイスクール(日本の中高校に相当)に入る前に英語力を身につける州立校だ。「生徒たちが数学で苦労するのは、英語で何というか知らないから」とマリアンヌ・サムエル教諭。だから、難しい解法より語彙(ごい)力の向上に力を注ぐ。
 ニューサウスウェールズ大のクリス・デビソン名誉教授(英語教育)によると、現地の中高校に入る前の英語集中校は豪州独自のしくみだ。たとえば、英国ではそのまま現地校のクラスに入れ、個別に生徒を支援するのが普通だという。
                                                                                                       (シドニー=小暮哲夫)
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今年からY小学校に日本語支援員として入ることになった。
3年生のS君(フィリピン)・・日本人と結婚した母親の連れ子として6歳で来日、
Y小学校は、学校に入ったら日本語なんて簡単に覚える、日本語の学びなど必要ない、フィリピンの母親は日本語が全然話せないが、御主人の母親(80歳)が日本語を教えると言うので日本語指導は不要と、校長も学校も判断(文科省が日本語教育推進法を制定しても、日本語指導の判断基準が明確でなければ、何の意味もない)

S君は6歳までフイリピンで育った・「母語が確立していないのだから日本語などすぐ覚える」と、言う人がいるが、母親は日本語が話せない、唯一の支えである母親が日本語が話せない場合、子どもは母親に母語で話そうとする。日本語ができない母親は子どもに見捨てられるのではと思う教師は多いが、それが異文化をルーツに持つ子どもと日本人の子どもの違いである。

日本語など話せなくていい、日本語の勉強など必要ない・嫁にさえ来てくれれば・・・
外国人の嫁をもらう男はそういう・・しかしそんなに甘くない・・
2年もすれば、お前はなんで日本語が話せない,なんで読み書きができない、まともな会話もできないのか・イジメが始まる・・
子どもは、日本語が話せないことで馬鹿のように扱われる母親を見て育つ・・・父親を憎み、日本人を憎み、学校を憎む・・日本語が理解できなければ学校では障害児と呼ばれる

日本語の基礎を何一つ学ばず教科指導を受ける辛さがわかるだろうか・・・
6歳児であろうと、就学と同時に日本語指導をするべきである。

新聞に書かれていた・・「数学で苦労するのは解法ではなく、語彙力・」
この意味はよくわかる・しかし、これを理解する学校教師はほとんどいない・・
日本語の基礎・・ひらがなの母音・子音、濁音、半濁音、長音、拗音、促音、撥音・・これを80歳の祖母が教えられるというのか?

教師は言う
「時々わからなくなると泣き出す。ちょっと待っているとやり出すが、父親が大嫌いだと言う・・読解の練習もお願いすると分かったと言う父親なのに・・どうして嫌いだなんて言うのでしょうね・・」

朝日新聞を読みながら、日本の学校はいったいどうするつもりなのだろうか・・
IECは、中高に入る前に英語教育を身につける州立高・・日本の学校は就学することで潰されていくのか・・

S君はカタカナが書けない・・
若葉がバナナに聞こえたと・・wakaba →banana・・・子音が聞き取れない・・母音で聞きとっている
wakabaって何?・・若葉・・若葉って何?
そうだよね・・・語彙力は、君一人どんなに頑張っても無理・・・
読解だって意味がわからなければ面白くないもんね・・・

でも先生曰く、意味不明の文を読むことで読解力は身につく、どんなに難しい文でも読んでいるうちに理解できるようになるので読ませるのだと・・
母語が日本語ではないのですと言っても・・分かってはもらえないんですよね~・・・

なんのためにリライト教材があるのか
「言葉を学び,言葉を使って考え、表現し、見える世界を広げる」・・教育の原点とは何か・・
教師の考え方一つで・・・救えない子と救える子が・・生まれる・・・

「ボク、わからないことがたくさんあるの」・・そう言ったS君
大丈夫、教えるからね・・・負けないで頑張ろうね・・君が頑張ればお母さんも喜ぶんだものね・・・

今年から彼も中学校で日本語支援に入る・・
高校退職教員が日本語支援員として学校に入るケースはほとんどないと思うが、中学校での支援は高校受験を目標にするべきだと思うので・・彼にお願いした。
忙しい彼だが、今年合格したT君の指導で、学習支援の要領がつかめたと言ってくれた。

中2年のA君(中国)は、生きるために本気で勉強する気があるのか・・・まず、子どもを信じるしかない・・
やってもムダだと思いますよ・・30年前も同じ事を言われたような・・学校は何も変わらない(苦笑)
奮戦記のスタートです!!



[846] 学校の理解・・・②

投稿者: 北川 投稿日:2021年 4月 1日(木)17時21分59秒 p3230010-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp  通報   返信・引用   編集済

3月16日はN小学校の卒業式でした。
支援に入っていた中国・韓国・ロシアの男子3人も無事卒業、4月からは中学生です。
ハラハラさせられることもありましたが「いろいろお世話になりました。ありがとうございました」と、元気に巣立っていきました。
(中学でつまずくことがあったら、いつでも助っ人に入れるように教育委員会と打ち合わせ済みです)

19日は在校生の修了式・・・N小学校の校長は校報に日本語支援について書いてくれた校長です。
その校長が今年初めて「校長賞」と言う名前の賞を設けました。
みんなのために努力した人を担任と校長が話しあって各クラスから一人選ぶというユニークな賞です

体育館には1年生から5年生まで2クラスずつ10クラス・・・誰が選ばれるのかとどのクラスもドキドキドキドキ・・。
合計10名が選ばれ、その中に3男子{ロシア)と5年女子(フィリピン)の二人が入っていました
二人とも「えー!」と驚いていましたが、一番驚いたのは日本語支援の私たち・・
子供たちは大喜び・・・もらっちゃった・・やった!!満面の笑顔・・

お礼を言うために二人の担任と校長に会いに行きました。
先生達との会話の中で思いがけない話を聴く事ができました。

「どちらも、とても素直で、困っている人がいたら率先して助けてあげます。他の人が嫌がってやらないような掃除なども進んでやってくれ、「みんなが喜んでくれるから・・・」と言います。
勉強はもちろん頑張らなくてはいけませんが、人のために頑張れる優しい子供たちです。
今はそういう子供は少なくなりました。二人が賞をもらったことに文句を言う人はいないと思います。
日本語教室の皆さんが子供たちをどう育てようとしているのかよく分かります

皆さんが学校に入るようになり、教師はとても助かっています。
異文化のお母さんにお知らせなど伝えてもらい、家庭のことや子供たちの悩みも共有できます
教科の遅れている部分の取り出し指導はとてもありがたいです。
子ども達も分かりやすく説明してくれるのは嬉しいはずです。
コロナで色々大変なので皆さんの支援はありがたいです。これからも宜しくお願いします。」

学校に入り30年・・校長や教師から直接こういうお話しを頂くのは初めてでした。

学校に日本語指導者が入ることにどんな意味があるのか・・
学校は日本語指導者を雑用係としか思っていない・・
取り出し指導をさせて欲しいというと学校教師は嫌な顔をする・・・・
日本語支援関係者が集まると・・ほとんどそういう話になります

真摯に向き合いキチンと答えを出していけば教師に理解して貰える・・改めてそう思いました
N小学校のような学校は・・あまりない・・のかも知れません・・
しかし、確実に子供は成長していきます

どうしたらN小学校のような学校や教師を増やすことができるのか・・
子供たち頑張れ!!・・能代教室の生徒であることに誇りを持て!
いつだって応援するからね・・・・嬉しいお知らせでした。



[845] 学校の理解・・・①

投稿者: 北川 投稿日:2021年 3月30日(火)05時04分35秒 p3230010-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp  通報   返信・引用   編集済

今日(3月29日)は、N小学校の離任式でした。
教師の移動は毎年のことですが、今年の離任式には特別な思いがありました。
N小学校は日本語指導の指定校ではありませんが、中国・フィリピン・韓国・ロシア・ネパール・パキスタンと異文化をルーツに持つ子どもたちを受け入れて来ました

日本語教育推進法が制定されましたが、コロナ禍が落ち着くまで外国人受け入れの具体案はまだまだ・・
文化庁「日本語教師の資格に関する調査研究協力者会議」が終了しました
人財育成をどうするのか・・見ていきたいと思います。

秋田の場合、異文化をルーツに持つ子どもの支援は居住地の教育委員会と学校長の裁量・・・
要するに丸投げ・・・どこの自治体も右往左往しているのが現実です・・



20年以上前、中国人女性が9歳の男子を連れ藤里町の男性に嫁いできました。
初めて異文化の子どもを受け入れることになった教育委員会は対応に苦慮し県に相談したところ、子どもの指導なら「のしろ日本語学習会」に相談すると良いと紹介された・・とのことでした。。

当時は子どもの日本語指導に謝金が払われる時代ではなく、全てボランティアでした
それを知っていながら紹介する?・
藤里町もボランティアで支援しろと言うことかと県に怒りを覚えながら(苦笑)当時の藤里町教育長にお会いしました・・・本音で話させてもらいました。
ジッと私の話を聞いていましたが、突然「貴女に日本語指導をお願いできないだろうか・・」と言われました。
「嬉しいお言葉ですが、申し訳ありませんがこれ以上ボランティアで子供の支援はできません。日本語指導は本来なら行政(教育委員会)の役目だと思っています。対価を払い子どもに責任を持つ指導者を雇って下さい」と、言ってしまいました(本音)
当時・・何もかもボランティアでやらせようとする行政に腹が立っていました

教育長は言いました・「もちろん、ボランティアでお願いするつもりはありません。議会で審議してもらいます。通ったら正式に日本語指導をお願いします」と・・

「たった一人の子どもも救えないようでは教育者とは言えない」・・当時の藤里町教育長の言葉です
20年以上前の話ですから、教育委員会から正式な日本語指導の依頼(給与)を受けた初めてのケースではないかと思います
9歳の男子は小学3年に編入、高校進学・卒業(秋田県は外国人枠がありません)成人し日本で元気に働いています。
学校の理解があれば・・子どもは確実に成長していきます・

日本語指導者が学校に入り謝金を貰えるようになるなど・・昔は考えられませんでした。
しかし今の一番の課題は、学校教師と対等に話せる日本語指導者の不在です

学校教師は教育の専門家です
学校に入っている日本語学習支援員は、日本語指導者なのか通訳者なのか・・やさしいおばさんなのか・・ほとんどの教師は分かっていません。

教師が求める支援員は確実に成果を見せてくれる人です・・
日本の学校の国際化意識は課題山積・・
そこに踏み込んでいくのですから・・安い給料では身も心も対応しきれません
もっと給料が高ければ、若い人をビシビシ仕込んで力量のある指導者を育てるのに・・と・・

教師の理解と同時に・・・日本語指導者の仕事とは・・・・
それを考える・・そういう学びがもっともっと必要な気がします


ホントはもっと嬉しいことを書くつもりだったのですが・・
昔のことを書いてしまいました(回顧録・・・老化現象?!)



次回は・・最近の学校との連携を書かせて頂きます。
教師と連携すると何ができるか・・実践記録です
N小の離任式・・お世話になった先生達との別れでした・・・



[844] 学校の理解

投稿者: 北川 投稿日:2021年 3月29日(月)05時36分6秒 p3230010-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp  通報   返信・引用   編集済

日本語支援活動をして30年以上になる。

今でこそ子供の日本語教育は人権だと言われるが・・30年前にも子どもは居た。
中国残留帰国家族の子供たち・・・しかし、当時、その子供たちに目を向ける人はいなかった。
「子どもは学校に入れれば日本語は覚える。特別な指導など不要、友だちができれば日本語なんて簡単に覚える」・・教育関係者は言った。

しかし、そんなに簡単ではなかった
日本語など誰でも教えられる・・その考えは子供たちから学びの本質を見失い、生きる希望を奪ってしまった
「何を言っているか分からない、文化の違いって何?、友だちができない、誰も話しかけてこない・・学校に行きたくない・・」
考えたら当然の結果なのだが、「郷に入れば郷に従え」ができない彼らが悪い
勉強ができないのは努力が足りないから、やる気がないから・・頭が悪いから・・もしかして障害児では・・ほとんどの教師はそう言った。

彼らを救う方法を模索する日々だった・・・
学校と切り離して指導するのは簡単だが、子供にとって学校は仲間作りの場であり、社会へ巣立つための練習の場でもある。
彼らが自立するために必要なのは、自分の力で解決し、どんな困難からも逃げず努力する姿勢、相手を思いやる優しさ・・
学校という檻の中?で、自分はどう考え、どう生きるべきか、悩む子供に寄り添い一緒に考える・・そんな日本語指導者になりたいと思った。
学校が全てだとは思ってはいない。しかし、そこから逃げず立ち向かう「努力」は必要だと思っている
異文化をルーツに持つ子どもたちの多くは親の臑をかじれない(苦笑)・・・だからこそ、逃げるな!立ち迎え!・・その協力ならいつだってする・・そう言い続けてきた。

どんな環境にあっても、日本語指導の必要性を理解し子供たちを応援してくれる教師や校長は必ず居る
そういう先生が居てくれたからこそ、ここまで来ることができた。

日本語指導で勉強に意欲を見せ、変わっていく子供たち・・
「学校を辞めずに卒業できた・・それが、なんでも簡単に諦めない自分を作ったと思っている・・
先生、どんなことがあっても子供たちに学校を辞めさせないで下さい・・・それがどんなに大切か、今はわからないかも知れないけど大人になったら分かる・・日本語教室の先生達に感謝しています」

この言葉が、今も学校を諦めない自分を支えている・・(相変わらず学校の国際化はまだまだ・)

学校の理解があれば・・・そう思うことが多い・・
異文化理解・・学校教師に学んで欲しい事だが・・・・



[843] 子どもの在留資格について

投稿者: 北川 投稿日:2021年 3月26日(金)03時58分13秒 p3230010-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp  通報   返信・引用

子どもたちの在留資格について、お知らせしたいことがあります。
次の件は、小学校に関わる方、各地の教育委員会の方にぜひ知っていただきたいと思い、お知らせします。

父母等に同伴して日本に在留している外国人、つまり多くは「家族滞在」ビザの子どもたちですが、
17歳までに入国+小学校卒業+中学校卒業+高校卒業+就職内定
の条件を満たせば、「家族滞在」から「定住者」のビザに切り替えることができます。

これが、日本で高校入学→卒業+就職内定だと、「定住者」ではなく、「特定活動」への切り替えになります。
最近まで「家族滞在」のビザのままでは、就職ができず、とても困っていましたが、
「特定活動」への切り替えができるようになり、日本で働く可能性は大きく広がりました。
それでも、日本での生活のためには、「定住者」のほうがずっと安定した立場になります。

そこで、問題は「小学校卒業」です。
毎年、アジアの旧正月が終わった時期に、たくさんの子どもたちが来日します。1~3月です。
12歳で小学校6年生の年齢にあたる子どもたち、あるいは過年で13歳でも小学校6年に編入を希望する場合に、
この時期に教育委員会に就学の相談に行くと、
「もう小学校は卒業目前の時期だから、今さら小学校に編入しないで、4月を待って中学校から入りなさい」
と言われることがよくあります。
この「アドナイス」にしたがって、中学校から入学すると、上記の、将来「定住者」にビザを切り替える資格を失います。
ほんの数か月でも小学校に編入し、「小学校卒業」の資格をとっておけば「定住者」になることができます。

もちろん、来年以降に来日する12歳の子どもが、高校卒業の年齢になる7年後に、もっと現状にあった制度に変更されていれば何の問題もありませんが、
今の制度上は、この「小学校卒業」があるかないかが「定住者」のビザに切り替えられるかどうかの境目になります。
といっても、日本語支援に関わる人たちと子どもたちが出会ったときにはもう、就学手続きは済んていることが多いですよね。
ですから、みなさんの地域の教育委員会の就学担当のかたに、このことをぜひ伝えていただきたいと思います。
就学担当のかたは、こういうビザの問題についてあまり知らないと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。

http://www.moj.go.jp/isa/content/930003573.pdf (moj.go.jp)

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都立高校講師O氏から、子どもメールに投稿されていたものです。

「今さら小学校に編入しないで中学校へ・・」と、日本語支援に関わる人や教育委員会がアドバイスします。
学校教育委員会はもちろん、ほとんどの日本語支援担当者はこういう現実を知りません。
また、子どもの学校での氏名の扱いについて議論が出ているようですが、英語で表記して下さいと言う教育委員会もあるようです。

当学習会の日本語指導者が、教育委員会と連携し就学に関わるのは、こういう辛い目に遭わせることのないようにするためです。
タイやベトナム・中国の人たちは、名前の読み方や表記が難しく、教育委員会・本人・家族と話し合いの上、決めています。

日本語支援に関わる人なら皆さん、こういう問題と向き合って来たと思っていましたが・・・そうでもないようですね
入り口を間違えれば、日本語の学びは単に押しつけにしかなりません。
教授法の学びはもちろん必要ですが、来日した子供たちが日本で生きる事に喜びを見いだせるかどうか・・・それを支えるのも、日本語指導者の役目ではないかと・・


教育委員会はもちろんですが、異文化をルーツに持つ子供たちに関わる多くの支援者に知ってもらいたいと思いシエアさせて頂きました。


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