地域の国際化

地域で生活する、外国人の方々、子どもたちについて語り合います。 http://noshi-niho.jimdo.com/



カテゴリ:[ 子供/学校/教育 ]


853件の内、新着の記事から10件ずつ表示します。


[868] Re: 市議会への陳情

投稿者: 北川 投稿日:2021年 6月18日(金)01時25分6秒 p3230010-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp  通報   返信・引用 > No.867[元記事へ]

> 北川先生、ますます精力的なご活動、脱帽しております。
> > 地元でこんなことをやってみましたです。

https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2021061600788


出井さん、御連絡ありがとうございます
実はこの記事は日本語教育関係者の間で素晴らしいと絶賛されています

>6月15日(火)信濃毎日新聞の一面です。地方紙から政府への提言、なかなか例がないのではないでしょうか。ひとつひとつの項目については意見が分かれると思いますが、それも含め、長野県内シェア率約60%を誇る地方紙からの発信には大きな意味があります。


地方紙から政府への提言・・・地方紙だからこそ、取り上げて貰えることってたくさんあると思うのですが、実際に行動できる所は多くありません。
スゴイなー・こういう行動力のある方たちがいたら、地方も少しは変わるのにナーと思いながら記事を読んでいたら・・出井さんのお名前が・・!

>陳情は、安曇野市在住で松本市に事務所を置く出井(いでい)博文弁護士(53)が自身作>成の意見書案=ポイント=を付けて提出した。
>出井氏は関東弁護士会連合会で外国人の人権救済委員長を務めている・・・

スゴイですね!・・・記事を読んで・・なんか嬉しかったです

定住外国人支援に弁護士が関わって欲しい・日本語教育は人権に関わる問題・・
ずっと思い続けてきました・・ようやく、それが実現する・・。
今回の提言案も、実際に関わっている弁護士の皆さんだからこそ、作成できた提案書だと思います

秋田はちっとも変わりませんが{苦笑)・・
能代教室に視察に来て頂いた出井さんや弁護士の皆さんの熱意は、私たちに、揺るがない信念と勇気をくれました。

東北は、定住外国人の日本語支援を人権の問題とだ考える自治体は多くありません・
予算がないと言われたら・・提言を出すことも叶いません
個人的に頑張るしか・・方法がありません{苦笑)

しかし、私たちの活動の一番の理解者は町の人達です
地域住民の理解こそが、多文化共生社会構築のカギになるはずです

出井さん、これからの益々のご活躍・・心より祈っております

コロナが落ち着いたら飲みに来て下さいね・・・お待ちしております





[867] 市議会への陳情

投稿者: 弁護士出井博文 投稿日:2021年 6月17日(木)18時57分3秒 53.128.3.110.ap.yournet.ne.jp  通報   返信・引用

北川先生、ますます精力的なご活動、脱帽しております。

地元でこんなことをやってみましたです。

https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2021061600788



[866] 国際理解講座・・高校生の感想文

投稿者: 北川 投稿日:2021年 6月17日(木)01時22分23秒 p3230010-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp  通報   返信・引用   編集済

5月27日(木)、S高校の依頼で恒例の国際理解講座を行いました。

S高校は国際理解に向けた教育活動を継続しており、様々な専門家を呼び講座を開催しているのですが、コロナ禍で昨年、一昨年と中止になりました。
今年も中止になるのかと思っていましたが、今年は是非開催したいとの依頼があり、引き受けました。
国際理解講座、第一回目の講師として毎年呼ばれるのですが、「足元の国際化を知る」と題して話させて頂いています。

コロナでどこにも出られずリモートで取材等を受けている状況の中で、高校生を目の前に講話できたのには、新鮮な感動がありました。
子どもたちの熱心に聞く姿勢とリアクション・・生身の人間に向かって話すってこんなに楽しかったっけ・・そう思わせてくれたことに感謝したいと思いました。

感動に浸っている暇もないほど忙しい日々ですが、S高校の生徒たちから講演の感想文が届きました
びっしり書き込まれた文章を読んでいるうちに、新たな感動が沸いてきました。
コロナで自暴自棄になっている若者がたくさんいる中で、私の話をきちんと受け止めてくれる高校生たちが居る・・・嬉しかった・・・

少し紹介させて下さい・・

○今日の講話で一番印象に残っているのはどんなことですか?
 ことばは、ただの道具ではない、文化であるということ
 どこの国の人とでも、自分の考え、意見を言える人間になって欲しいということ
 相手を思いやる心がとても大切なこと
 外国の人達は私たち以上に日本語を覚えようと頑張っているということ
 生きるための日本語だということ

○今日の講話を聴いてどんなことを考えましたか?
  外国人と交流があるときは、相手の国の文化の違いを理解し、自分の国の文化の違いを理解してもらい
 楽しく交流したいと思った
  秋田に来て良かったと思えるようなおもてなしをしたいと思った
  伝えたいことや、考えていることを相手にどう伝えるか、どう伝えたらいいのか、基本的なことができる
 自分になりたい
  住んでいる場所や国籍に関係なく人として関わることや理解しいあうことが大切,今日聴いたことを意識
 していきたい。

どの子どもたちも、丁寧に自分の意見を書いてくれました。
最後に・2通・・紹介します

「先生、お久しぶりです。自分は先生の日本語教室で学んだお陰で、日本語の読み書きが上達できました。
今回の講座で30年も前から教室を開催していることを始めて知りました。ボクもこの学校で外国語を学び
先生が外国から来た人たちを助けたように人を感動させ助けられるようになりたいです」

小学校の時日本語教室に通っていた男子(フイリピン)でした。

「今回の講座を聴いて、日本語を教えることの大切さや、やり甲斐などがしっかり理解できたと思います。
これからは、今よりもっと協力的に国際化や国際理解を深めていけたらと思います」

日本語指導者のやり甲斐を・・理解してもらえたようです・・・嬉しいです(苦笑)


実は・・・とても辛いことがありました
「日本語教室でボランテイアをしたいと言った高校生に「日本語教室は貧しい国から来た外国人が来る所だからボランティアに行かない方がいい・・国際交流は英語を話す人達と交流すること・・」と言った人がいたそうです
日本の国際化は、まだまだ・・・こんなに頑張っている外国人がたくさん居るのに・・
上っ面の交流には、上っ面のつきあいしか生まれません・・

高校生の感想文を読んで・・・チョッピリ・・・スカッとしました。・
若者の足を引っ張る大人には・なりたくないですね・・・

サー・・頑張らなくては・!!



[865] お帰りなさい・・・Iさん

投稿者: 北川 投稿日:2021年 6月16日(水)05時13分19秒 p3230010-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp  通報   返信・引用

地域日本語教室は異文化をルーツに持つ人達の故郷

30年も日本語教室を継続していると分かる・・人は、ことばの学びだけで生きられるものではない
誰かが寄り添い、誰かに助けられ・・生きている

定住外国人を取り巻く環境は決して楽ではない・・辛くて悲しいこともたくさんある、様々な事情で能代から離れていく人もいる。
「いつだって帰ってきなさい、貴方の故郷はここ、待っているからね」・そう言って送り出した受講生は多い
この教室で学んだ受講生だもの・・きっと頑張って生きていける・・そう信じて送り出す

15年ぶりに帰郷したIさん(中国)が日本語教室に顔を出した
日本人と結婚し日本語教室で初めて日本語を学んだIさん、一人娘が小学4年生の時、御主人の仕事の関係で、義父母を残し東京へ行くことになった・・日本語能力試験2級を取得しこれから教室の手伝いをしたいと張り切っていた矢先の転勤だった・・
東京での生活の不安と、勉強した日本語が東京でも通用するのか恐かった・・?!
「大丈夫、貴女は私の生徒でしょ。私が方言を指導しないのは、どこででも生きていける人を育てるため。自信を持ちなさい・・・でも、いつか・・戻ってきなさいね、貴方の故郷はここ、いつだって待っているからね」・・そういってIさんを送り出した

「どうして読み書きができるのかと職安に行ったら驚かれました。ヤッパリ日本語の勉強をして良かったです。ありがとうございました」と連絡があり、ホッとしたことが昨日のことのように思い出す・・

あれから15年・・義母が介護施設に入ることになり帰郷したとのこと
「コロナで帰ることもままならなかった・・予防接種を済ませ、帰郷してから15日間、どこにも出かけず家にいました。もう大丈夫だとお医者さんの許可が出ました。日本語教室に顔を出しても良いですか?」と電話をもらった・・・あーIさんはきちんと生きている
これが能代教室の受講生なのだ・・相手を気遣い、相手を思いやる・・これができる能代教室の受講生

「娘さんはどうしてるの?」→「看護師です、コロナで大変ですが頑張っています。人の役に立つ仕事をしたいと看護婦になりました」→「そうなの・・貴方たちはどうするの?」→「能代に帰って来ます。主人も仕事が一段落したら帰って来ます。娘のためにも田舎に戻る方が安心だと思いました。ですから又、日本語教室に来てもいいですか?もっと勉強したいので・・」→「もちろん、ここは貴方たちの家だもの・・その代わり手伝ってね」→「もちろんです!!」

30年の歳月は・・無駄ではなかった・・
受講生たちは、自立して生きている

コロナ禍で定住外国人支援の在り方が問われるようになったが、能代教室は30年以上前から変わらない・・
その成果が、こうして目の前にある・・・
地域日本語教室がなぜ必要なのか・・・・様々な場所で論議されているが・・・・

能代教室の受講生もボランティアも・・・人間として当たり前のことをしているだけ・・・・
そう思っているに違いない・・
相変わらずにぎやかな教室・・・でも、いるだけでホッとする・・それが故郷・・

お帰りなさい、Iさん・・・

コロナなんかに負けない、強い絆の教室を作っていかなくっちゃね!!
仲間の皆さん、これからも宜しくお願い致します。



[864] 子供の支援・・K君 パート2

投稿者: 北川 投稿日:2021年 6月13日(日)04時46分13秒 p3230010-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp  通報   返信・引用   編集済

一言も話せなかったK君も、日本語指導で「ひらがな」「カタカナ」「挨拶ことば」が分かるようになってくる。
最初は近寄って来なかった先生や子供たちも少しずつ声をかけてくれ、K君も笑顔を見せるようになりヨカッタと思ったが・・・あるときフト、違和感を覚える場面に出くわした。


子どもの日本語指導は大人と違う視点が必要になる。
日本の学校はルールを守ることに重点を置く・・ことばの学びは個人の問題、ルールを守らせるのは学校の課題?
ゆえに、学校のルールから逸脱した子どもでなければ日本語指導が必要な児童とはみなされない(たとえ外国籍の子どもであっても・)
日本語なんて友だちができれば自然に覚える、子どもってそういう者だから・・一昔前の論理がまかり通るのが日本の学校・・その現実が今もって異文化の子供たちを苦しめている

学校で必要なのは丁寧語・・・教師の話が理解できる、学校のお知らせが理解できる、ルール等の意味が理解できるなど、ほとんどが丁寧語で書かれている
命令形で怒鳴りつける教師も今もって健在ではあるが、学校は概ね丁寧語が基準である

それゆえ、動詞の活用など文型指導に移行するためにも、日本語教室では丁寧形を使って話すようにしている
K君も「教えて下さい・分かりません・書いてもいいですか・好きではありません・・」と言えるようになっていったが・・
あるとき突然、「イヤだ!」と言ったのである・・・教室では使わないことばである
不思議に思っていたら、勉強している途中で「やりたくない、休もうよ!」・・・・意向形も誰も指導していない・・
とどめが、「何か分からない所がない?」と言ったボランティアに「お前なんか来るな!出ていけ!」と言ったのである。
支援員が「乱暴なことばを使ったらダメです」と言ったが、K君は「乱暴なことばって何ですか?」と私に中国語で聞き返してきた。
K君に「どこでそういうことばを覚えたの?」と聞くと、「みんな言います、先生にも「やりたくない」「イヤだ」と言います。日本人が使うのに私が使ったらダメなんですか?・・「出て行け」と「イヤだ」は乱暴なことばなんですか?」

ハッと気がついた・・K君の使った言葉は、特別支援学級の子供たち(ASD・]ADHD・LD)の口癖だった
なぜ?・・どうして?
ひらがなの読み書きができるようになり、これから日本語の基礎を指導をしようとしていた矢先のことだったので驚いたが・・・調べると、思いがけない現実に向き合うことになった。

学校に配置される日本語支援員は非常勤講師・・・労働時間の制約がある
募集に日本語指導の経験や指導方の学びは問わない・・
日本語支援は誰でもできる・・多くの日本人と交流することには意味がある
しかし、子どもの日本語指導はリテラシー・・・
学習支援は進学や将来の自立に繋がる・・生半可な支援では生きる道を閉ざすことになる・
だからこそ日本語指導の専門家が学校に入り、教師と連携して支援をするべきだと言い続け成果を出してきたつもりである。
しかし、その私が入っている学校で、K君を特別支援クラスに連れて行った教師がいる・・・・
特別支援クラスの子どもと仲良くするのがいけないというのではない、言語の初期習得に言語環境は大きな影響を持つ・・

他の支援員に聞いた「私が来ないとき、K君にどんな支援をしているのか・」と・・
支援員曰く「初期の頃はひらがな・カタカナの指導だったが、半年も経つとK君の質問に答えられなくなってきた。障害児支援の先生が、K君には友だちが必要だとアドバイスしてくれたので、入りやすい特別支援クラスに連れて行った。K君もことばが理解できないので、クラスの子供たちと仲よく遊んでいた。障害児の専門官が、異文化の子供は障害児と同じ、無理に日本語を教えなくても、もっと楽しく学校に来させた方が良いと言うので、私が担当の時は支援クラスで遊ばせるようにしていた・・・彼は日本語を覚えるのは無理じゃないですか・・障害児ではないかと支援員の先生が言っていましたが・・」

正直、私はぶち切れた{苦笑)
K君が一言も話せないときは側に寄ってこなかったのに・・・チョット話せるようになったら障害児?
これが障害児支援の先生たちの認識なのだ
異文化の子どもたちがどれほど苦労して日本語を覚えるか・・・我々が想像もつかない苦労がある

楽しく学校に来るように支援?・・・
それで勉強もできず、進学も就職もできなかったら誰が責任をとるのか・・・
親の臑をかじれないのが異文化の子供たち
日本で生きるのは甘くない・・努力もせず生きられるほど日本は・・甘くない・・
イジメや差別や侮蔑と戦う・・そういう力を付けるために日本語指導者がいる・・

校長にお願いした・・「日本語の基礎指導のためには言語環境は大きな意味を持つ、今はまだ、特別支援クラスに連れて行かないようにして欲しい。日本語の基礎指導を終えたらいくらでも子どもたちと遊んでもかまわない。K君は障害児ではない、乱暴なことばとはどういう意味かと聞いてくる。今はまだ特別支援クラスの意味を教える時期でもない・・障害児支援専門員に伝えて欲しい。日本語ができないからと言って障害児ではない、もう少し彼の頑張りを見てて欲しい・・・まだ学校に来て半年しか経っていないのだから・・」

30年の日本語指導で、障害児支援専門員とこういう話をしたのは初めて・・・・
昔は異文化の子どもに障害児支援の先生が関わることはほとんどなかった・(部外者扱い・)
時代の流れ?!・・・喜ぶべきか・・・・

今までは教師と戦う?ではなく(苦笑)話し合うのが一番の障壁だった・・
これからは障害児支援の専門官と協力する・・そんな日本語指導者も育てていかなくてはならない時代になりそう・・教師より厳しいかも{苦笑)

お陰様で障害児専門員も納得してくれました・・・本気で向き合えば、分かってくれます{感謝)

K君は今6年生・・6年のクラスで図書委員として頑張っています
授業にも入れるようになりました・・算数が得意
根がやさしいK君、当別支援教室の意味が分かってからも子どもたちに声をかけています
丁寧形で話す彼を見て・・「彼は障害児ではなかったですね」と言ったもう一人の支援員・・・

私も反省・・・・K君のカリキュラムを作成し支援員に渡しました。
K君も来年は中学生・・まだまだ日本語の勉強は足りません・・もっとビシビシ指導せねば・・

子どもの支援って・・・簡単ではないんですよね
たくさんの障壁を乗り越える柔軟さが必要・・それでもなぜか痩せない・・私です




[863] 子供の支援・・K君(中国)

投稿者: 北川 投稿日:2021年 6月 4日(金)07時33分34秒 p3230010-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp  通報   返信・引用   編集済

一昨年、日本で中国人の経営する会社で働く父親(中国人)に呼び寄せられたK君。
6年生の途中で転校したので日本の学校でも6年に転入予定だったが、能代に着いたとたん10日間のコロナ予防の経過観察、コロナにかかっていないと判明、ようやく日本の学校に通えるようになったと思ったら全国一斉休校・・・日本語も日本の文化・習慣もわからないK君にとって辛い現実が待っていた。

中国で祖父母と暮らしていたK君、彼の住む町は外国に出稼ぎに行く人が多く親と一緒に暮らしている子どもはほとんどいなかったとのこと・・・父親から日本へ来ないかと電話があったとき、嬉しかった・・
日本に行く不安より、両親と一緒に暮らせる方が嬉しかった・・でも・・ヤッパリだめだった・・
両親と一緒に暮らせるなんてできっこなかったんだ・・・・
コロナ禍は彼の思いを無残に断ち切った・・日本語を勉強した父親は会社で評価され今でも働いているが、日本語を学ぼうとしなかった母親は仕事が見つからなかった。
コロナ禍で多くの人が仕事をなくしている・・・・母親は東京で仕事を見つけると上京、K君は父親と二人で暮らすことになった。
「慣れてる・・中国でも料理を作ったりしてたから母親が居なくても大丈夫・・友だちも居ないし日本語もわからないから少し寂しいけど・・もう中国には戻れない・・頑張るしかない・」・・そう言って寂しく笑ったK君

日本語指導者として彼にできることは・・・
日本語を教えること、日本の学校で学習についていけるようにすること、日本の文化習慣を教えること・・・時々は母親の代わりになって?る?!ことも・・
定住外国人支援は、日本語教授法を学んだだけでは務まらない・・



尊敬する「春原憲―郎先生」がお亡くなりになった・・・・急な悲報で驚いている
日本語教育の先駆的な役割を担ってきた方である。
春原先生のお書きになった・・・心に染みたことばがある・・

==============================
社会が成熟す るためには、ことばもこころも社会 も適度に開かれていることが必須であ り、そのためにも ちがい と自由の尊重、そ してふだんの暮 らしに閑や余裕があるとい う文化的な贅沢はかかせない。
外国人が教育 と就労、生活 を安心 してお くるためにはことば と居場所が保証 されているのが与件である。成長 と成熟機能 を兼ねもつ 日本語教育を認知することの意義は、社会が成熟 してゆけるかのひ とつの分水嶺である。


「ゎた したちは、ホン トは、もっ と通 じないことの意味 を、
伝わ らないこと 。伝 えられない ことの多 さを、
語れない こと 。語 られなかったことの沈黙を、
わか らなぃこと 。どうしてもわか らないことの距離 を、
つきつめて、ゆっくりと時間をかけて考えぬ くことが必要なのではないだろ うか一¨
川を渡 るとことばが通 じない異郷、心が離れ るとことばが伝わ らない恋、
徐々に記憶が遠のき、貴方がダレだかわか らなくな り、意味が遠のいてゅく老境…
その ときおずおず とわた しは貴方を真似ぶ…貴方の仕草に倣 う、貴方のことば も真似てみる。
ことばを学ぶ とい うことは、どうしてもとどかない貴方 との距離のあいだに件み、
貴方の振 りをしてみ ること、影のよ うに一・・は るは ら 2006年」
=============================================

私たちは、どうしていいか分からなくなったとき誰を思い出すだろう・・誰の顔を思い浮かべるだろう
その ときおずおず とわた しは貴方を真似ぶ・・(とても心に染みることばです)

そんな・・・日本語指導者になれるだろうか・・・
そこまで考える必要はない・・と、多くの日本語指導者は言う
しかし、定住外国人は関わる日本人の真似をして育っ・・・

春原先生は2006年にこれを書いている・・本当にそうだと思った・・
ようやく・・それを考える時代がやってきた

春原先生とお話しすることはもうできませんが、日本語教育の先駆的な先輩にお会いできたことに改めて感謝申し上げます。
春原先生のご冥福を心からお祈り申し上げます・(合掌)・



*次は、K君についてパート2を書きます



[862] 技能実習生受け入れの現実・・

投稿者: 北川 投稿日:2021年 5月29日(土)11時09分53秒 p3230010-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp  通報   返信・引用

『さよならジャパン』@ドキュメント2020 [English CC]

夢と希望を胸に、日本にやってきたものの、新型コロナ影響で職や居場所を失ってしまった
ベトナム人技能実習生が多くいます。帰りたくても帰れない。そんな彼らの「駆け込み寺」に密着しました。
(2021年5月25日放送)    #ABCテレビ #キャスト#特集

名古屋市にある寺院、徳林寺では厳しい労働環境から逃れた外国人実習生を受け入れていた。コロナ禍でお寺はどのような変化を経たのか?

ドキュメンタリー https://youtu.be/MWJ5UAFbJEM

大阪放送(5.25放送)  https://www.youtube.com/watch?v=DhlhUveSTC0

=================================

私たちはこういう現実も知る必要がある・・・
ずーと昔から外国人労働者受け入れにはこういう問題があった。しかし、そのことに眼を向ける人も、耳を傾ける人もいなかった。
助けてあげられない悔しさが・・・技能実習生と関わるのは辞めようと思うきっかけになった・・・

人権無視・虐待・実習生の涙・・・まかり通った時代があった
このドキュメンタリーを見て、あの頃と変わらないと・・ため息が出た。
技能実習生受け入れの後始末が・・駆け込み寺?
違うでしょ!!・・・テレビを見ながら思わず声を上げてしまった・・・

こういう現実に対処する策がないのなら、技能実習制度は辞めるべきだと思う


私は今、ある会社に依頼されベトナム技能実習生に日本語指導をしている
2年前、この会社から日本語指導の依頼があったとき、「企業には協力しないことにしています」と断った。
理由を聞かせて欲しいと言うので、「外国人も一人の人間です。しかし、技能実習生を人ではなく駒としか考えない会社が多いです。日本語指導はロボットを育てるためのものではありません。言葉の学びで気持ちも伝えられるようになります。私は生きるためにことばを教える日本語指導者です。御社の意向に添えないと思います」と答えた。

一週間後、電話が入った・「日本で生きるための日本語を指導して欲しい・・のしろ日本語学習会は、地域との交流や日本の文化・習慣を学ぶ場を設けている有名な教室だと聞きました。彼等に資格を取らせ、いずれ帰国してしまうのはでは会社にメリットはありません。もし叶うなら母国から家族を呼び寄せ日本で暮らすと言ってもらえるような人材に育てたい。そのためにも貴方に指導をお願いしたい」と・・・

ちょっと驚いた・・秋田にもこういう真っ当な企業があるのかと・・(苦笑)・
技能実習制度の真の目的は、こういう企業を育てる事にあるのではないのかと改めて思った
会社のトップの思考改革が求められる・・今までと同じではダメなのだと気付かない企業が多すぎる・・


企業研修生への日本語指導は今まで何度も経験してきた(中国・フィリピン・タイ・ミヤンマー等)が、当時の研修生は母国での日本語指導は一切なく、ひらがなから教えなくてはならなかった。
しかしその分癖もなく、染みこむように日本語を学んでくれた。方言を指導して欲しいなどと言う会社はなかった。

技能実習制度ができた途端・・方言指導が重要視されるようになった
しかし、過疎化する田舎町に方言を話す若者はごくわずかである・・・日本人の若者さえ使えなくなっている方言を外国人実習生に教えろという時点で・・人権侵害・・・だと思わない・・日本人・・

徳林寺では20年以上前から外国人を支援してきたとのこと・・・
どうして誰もこの事実に眼を向けなかったのか・・・
助けて貰えず苦しむ外国人を支援してきた日本人は、もっと他にもいるのではないのかと・・・そうであって欲しいと願わずにいられませんでした。

徳林寺住職の御心に心から感謝申し上げます・・(日本人として・・)



[861] 動物園

投稿者: 北川 投稿日:2021年 5月28日(金)07時43分25秒 p3230010-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp  通報   返信・引用

23日(日)・・・小雨の中のバス旅行・・大森山動物園へ行ってきました。
マスク・手洗い・密にならない・・・感染予防はもちろん・

雨とコロナでお客さんもまばらな動物園・・ほとんどの動物たちが隅っこでうずくまっていました
トラが「ウオー・ウオー」と独り言?のような叫びを上げるので、飼育係の人に「どうしたんでしょうね一」と聞いたら、「お客さんが来ないから寂しいのかも・・」と・・子供たちも「きっとそうだねー」と、トラに共感していました

面白かったのはペンギン・・・水に入らずボヤっと立っていたペンギンたちが、私たちを見つけ一斉に水槽に飛び込み集まってきました。水の中ですが、まるで犬が戯れるようにすり寄ってくるのです。
ペンギンも寂しかったんだろうね・・と、子供たちは大はしゃぎ・・
ペンギンってこんなに人懐こかったっけ・・と・・

そこへ・・今回初めてバス旅行に参加したフィリピンのS君(3年生)・・・
シャイで、あまり笑わない・・一人で壁をつくる・・何事にもやる気がない・・・教師評価の低いS君・・

「S君おいで、とても面白いペンギンがいるよ・」→「ペンギンってカワイイの?・・エーこのペンギン、ボクのこと追いかけてくる・・」
それからほぼ一時間・・彼はペンギンの水槽の前で笑い転げていたそうです

帰りのバスの中で一緒に来たS君の義父が言いました(S君はフィリピンのお嫁さんの連れ子です)
「あの子があんなに笑うのを初めて見ました。友だちもいない、日本語も分からない、先生たちはやる気がない子だと言います。多分、あの子は日本語が理解できないのだと思うのですが、先生はやる気がないだけだと言います。私に日本語を教えるようにと言うのですが、どうしたら良いのか分かりません・・あの子は障害児ではないですよね・・」

彼を支援して分かった・・彼は障害児ではない、日本語が理解できないのである。
会話はできても、ことばを文章にできない・・リテラシーが欠落している
基礎日本語の欠落は学習に結びつかない
見て理解できても、文字で理解できなければ学校の学びについていくことはできない・・・

入学後に基礎日本語の指導ができていたら・・・・忸怩たる思いがある
学校によってこれほど対応が違うのだ・・・どうしようもなくなって相談にくる・・・

3年生・・・まだ手遅れではない・・・S君、頑張ろうね!!



[860] 国際理解講座

投稿者: 北川 投稿日:2021年 5月28日(金)06時04分51秒 p3230010-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp  通報   返信・引用

昨日(5月27日)は、市内S高校の国際理解講座の日でした。

午前の日本語教室終了後、S高校へ行ってきました
コロナで、去年・一昨年と中止になっていた講座でしたが、今年は是非開催したいと連絡を頂きました。
何でもかんでもコロナで中止・・・感染予防はもちろん必要です。
しかし、人との関わりを全て断ち切り・・・子供たちとのつながりさえも遮断・・どっか間違っているのではそう思っていましたので、今回の講座は、S高校の勇気と決断?で実行できたものです。

毎年、新1年生(180名)を対象に行われている講座です
国際理解講座の第一回目・・「地元で国際的な活動をしている専門家の話を聴いて、国際的な視野を広げる」

生徒たちはコロナで、講演や講話を聞く機会がありません・・きちんと聴いてくれるかチョッピリ心配しましたが(苦笑)・・楽しそうに・・そして、真面目に話を聴いてくれました。
コロナ禍が収まった後の国際化・・・世界中の人達が、真の国際化とはどうあるべきか・・考えていかなくてはなりません。

S高校には日本語教室の生徒もたくさん・・・・大学に進み専門家を目指している子供たちも・・
様々な次世代が存在する時代です
言語の違いも文化の違いも人間理解を原点にしたら・・乗り越えられます。

高校生のキラキラした目が・・眩しく思えた国際理解講座でした。
なんか・・講演が増えそう・・(苦笑)



[859] 子供の支援

投稿者: 北川 投稿日:2021年 5月23日(日)05時10分35秒 p3230010-ipoe.ipoe.ocn.ne.jp  通報   返信・引用

ETV特集「この国で生きてゆく~大阪 外国ルーツの子どもたち~」
[Eテレ] 2021年05月22日 午後11:00 ~ 午前0:00 (60分)

https://www.nhk.jp/p/etv21c/ts/M2ZWLQ6RQP/episode/te/6LVLZK8G84/

詳細
Minamiこども教室。大阪の繁華街の一角で、外国ルーツの子どもたちの学習支援をしている。きっかけは9年前の孤立した外国人母子の無理心中事件。二度と痛ましいことが起きぬよう、子どもの夜間の居場所と親からの相談の拠点になってきた。しかし終わりの見えないコロナ禍。活動は制限され、親たちの失業も少なくない。その中で高校受験をめざす中学3年生、そして仕事に就いたが再び学ぼうとする17歳女子の日々を追った。
===================================

ようやく・・外国にルーツを持つ子供たちの支援に眼を向ける報道がチラホラ出てくるようになりました。
この特集で紹介される「Minamiこども教室」は、9年前の外国人の親子無理心中事件がきっかけとか・

私が子供の支援を本気で考えなければと思ったのも子どもを抱えた外国人の母親の事件でした・
20年以上前、能代ではありませんが県内で初めて起きた外国人の母親の殺人事件・・
残された子どもの事を思うと・・胸が痛みました・・
二度と同じような事が起きないようにするためには、子どもの居場所と親からの相談の拠点が必要だと思いました。

ずーと以前から、外国にルーツを持つ子供たちは存在しました
そして、その子供たちを支援して来た人たちもいました・・しかし、そこに眼を向ける報道はほとんどありませんでした・

今、終わりの見えないコロナ禍の中で、私たち大人は子供たちとどう向き合うべきか・・コロナ禍を乗り越えた後、子供たちにどう生きて欲しいか・・・真剣に問われている気がします
「この国で生きてゆく・・」・・これは外国をルーツに持つ子どもだけでなく、日本で生きる全ての人達が考えるべき課題にもなっているのではと・・・
子供たちを考えるきっかけが・・コロナ禍?
皮肉な気がしますが、どんなに辛くても前向きに生きる異文化をルーツに持つ子どもたち・・生きる勇気と幸せになるために全力で戦う姿に・・学ぶことは多い・・

外国をルーツにする人達の支援をして分かったのは、苦しいのは外国人だけではない、助けて貰えない日本人もたくさんいるという現実でした。

こういう報道が多くの人達に届くのは嬉しいのですが・・
国際交流は英語圏との交流、国際理解はセレブの人達の特権・・と考える日本人はまだまだ多いので、痛し痒しです(苦笑)

定住外国人と交流しても国際交流にはならない、英語圏ではない国の人達にボランティアをしても意味ない、
必死で頑張る外国人の話を聴いても国際理解の参考にはならない・・今でも公然と言う人は多いです
日本の国際化は・・簡単ではありません

でも・・不幸に耐えられるだけの強さが私たちには必ず備わっている・・・精一杯生きるしかない・・

子どもの支援で学んだ事です!!


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