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ブログ146

 投稿者:てらばる まつあき  投稿日:2015年 1月20日(火)09時08分45秒
  2015年01月20日
第146報 航空機の運航時に必要とされる余剰馬力という概念


 航空機には余剰馬力という概念が有り、それを理解する事はパイロットの運航面では重要な事の一つです。

 航空機が、多少でも、現在の高度から上昇出来るのは、まだ残された余剰馬力が有る場合ですが、例えば、水平飛行時にも、多少の余剰馬力が無いと、その水平飛行状態を維持する事すら、時々、不可能となる空域が点在します。それは、航空機の周りの気流が、常時、一定に安定している訳ではなく、縦方向にも横方向にも、常時、乱れている事が多いから、例えば、ギリギリの航空機の性能を出し切った状態では、その水平飛行を長い時間に渡って維持する事すら、実は、厳しい課題なのです。

 例えば、航空機の持つギリギリのエンジン性能で航空機が水平飛行をしている状況では、最早、余剰馬力も無く成り、その時の水平飛行すらなかなか安定しませんから、パイロットはそれを指して、「アップアップの状態」と、呼びます。特に、高高度の巡航飛行時に、パイロットは操縦桿を持っていると、顕著にそのアップアップの状態を感じられるケースが多く有ります。

 勿論、それぞれの航空機の最大速度領域に達して居る場合にも、最早、エンジンの余剰馬力は残されていませんから、同様なアップアップ状態は感じられて、それ以上の上昇も加速も望めません。常識程度には、最低でも300fpm程度の上昇率が得られる様な飛行に多少の余裕のある高度を最高実用限界高度と呼び、それ以上の高度でギリギリに水平飛行を維持する事は大きな冒険と成るので、例えば、緊急時の判断で、目前の危険な積乱雲を、何とか、そのまま乗り越えたい時等以外では、余り、ギリギリの高過ぎる飛行高度を選ぶ事は無さそうです。
 
 

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