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ブログ151

 投稿者:てらばる まつあき  投稿日:2015年 1月20日(火)09時00分17秒
  2015年01月20日
第151報 余剰馬力という概念


 航空機には余剰馬力という概念が有り、それを理解する事はパイロットの運航面では重要な事です。

 航空機が多少でも、その高度から上昇出来るのは余剰馬力が有る場合ですが、例えば、水平飛行時にも、多少の余剰馬力が無いと、その水平飛行状態を維持する事が時々不可能となる空域が有ります。それは、気流が、常時、一定に安定している訳ではなく、縦方向にも横方向にも乱れている事が多いからギリギリの性能では、水平飛行を維持する事すら厳しいのです。

 ギリギリのエンジン性能で航空機が水平飛行をする状況では、最早、余剰馬力も無く成り、水平飛行すら安定しませんから、パイロットはそれを指して、「アップアップの状態」と、呼びます。特に、高高度の巡航飛行時に、パイロットは操縦桿を持っていると、顕著にその状態を感じられるケースが有ります。

 勿論、それぞれの航空機の最大速度領域に達して居たら、最早、余剰馬力は残されていませんから、同様なアップアップ状態は感じられて、それ以上の上昇も加速も望めません。常識程度には、最低でも300fpm程度の上昇率が得られる様な高度を実用限界高度と呼び、それ以上の高度でギリギリに水平飛行を維持する事は大きな冒険なので、緊急時に、例えば、目前の積乱雲を何とか乗り越えたい時以外には、余り、無さそうです。
 
 

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