地域の国際化

地域で生活する、外国人の方々、子どもたちについて語り合います。 http://noshi-niho.jimdo.com/



カテゴリ:[ 子供/学校/教育 ]


220件の内、新着の記事から10件ずつ表示します。


[221] 春休み学習支援教室

投稿者: 北川 投稿日:2017年 3月25日(土)04時15分30秒 shirakami203192116003.itakita.net  通報   返信・引用   編集済

なごり雪が舞う中、春休み学習支援教室開始・・
暖かくなってきて嬉しいなーと思ったら一転して雪・・今の時期はどこにもでられないので勉強するしかないのかも(苦笑)
吹雪にめげず笑顔で歩くのは、4月から高校生になる集団・・嬉しそうです・・
早く暖かくなるとイイですね


いつも「真面目に勉強しなさい」と怒られる3年生のA君(中国)が、珍しく国語のドリル(読解問題)に取り組んでいます。

3学期中に完成しなければならないドリルなのに国語の苦手な彼は完成できず、29日の出校日に提出すると約束させられたとのこと・・「やるっきゃない」と追い詰められたA君・
真面目に勉強しているなーと思ったら・・ウロウロ・パタパタ歩き出しました。
「A君、座りなさい、真面目に勉強しなさい」と言っても無視・・
こういう態度は、理解できない所がある証拠・・(長く関わっているとわかります)

A君の隣に座って、一緒に読みます・・
「赤子にほおずりをした」と書いてあるけど、赤子って何? ほおずりってどうするの?私にやってみてくれる?

「あかご」は、赤いかごのことで、「ほおずり」は・・習字のとき使う硯を見てビックリしたことでしょ・・「赤いかごを持った人が、ホーこれがすずりか!と驚いた」・・笑い話のような答えに思わず笑っちゃいました

「赤子って何?」→「わかんない」→「ヒント、オギャーオギャーて泣くもの」→「わかった子供だ!」→「そうか・じゃ君も子供だからオギャーて泣く?」→「ボクはオギャーッて泣かないよ」→「じゃ、オギャーって泣くのは誰?」→「あかちゃんだ~」→「あかちゃんて、漢字で書ける?」→「あかって赤色の赤なの?」→「泣くと真っ赤な顔をするでしょ」→「じゃ赤子って赤ちゃんのことなのか・・それじゃ、ほおずりってどういう意味なの?」→「赤ちゃんを抱っこするとカワイイでしょ、カワイイとどうする?、君もカワイイから先生はほおずりしちゃおうかな~」と顔を近づける→「ヤメテ~ヤメテ~」と言いながら笑い出すA君→「ホッペはわかるよね、ホッペは子供の言い方で、ホントは「ほお」が正しい言い方なのよ、だからほおずりはホッペとホッペをくっつけるほど可愛いなーと思う時使うことば」→「そうか・・わかった」→「先生にそういう言い方は変じゃない?」→「はい、わかりました」→「はい、よろしい、意味がわかれば自分でできるよね、頑張りなさい」

その後は一人で・・A君はきちんと答えを書きました

単語の意味がわからないとストップしてしまいますが、わかれば全体の内容も把握できる・・それが日本語が分からない子供の特徴・・・

異文化をルーツに持つ子供に読解指導をする時は、理解できない単語をやさしい日本語で説明する、文の内容や作者の意図には決して踏み込まず子供自身に考えさせること、それに徹した指導をするうちに自分で考える力が身についていきます・・・内容まで踏み込む指導をすると、自分で考えなくなり答えだけを求めるようになってしまいます。どんなに未熟でも自分で考えて答えを出した方が、快感になることを体感させる・・そんな指導が必要です。


子供が勉強しないのはわからないから・・分かるようになれば勉強は楽しいもの・・・
異文化の子供の持つ潜在能力を引き出す・・それが日本語指導者の役目・・私は思っています

異文化をルーツに持つ子供の学習支援について書かれている記事を見つけました。
チョット長いですが、とても丁寧に書かれています・・時間があるときに読んでみて下さい。

https://news.yahoo.co.jp/feature/490

日本国中にこういう人たちがいるから、子供達は救われています。
でも本当は、こういうことは国がきちんと向き合うべきだと思います。
本質的なことを全てボランティア任せにしといて、寄付がどうの記憶にございませんと宣う映像を見ていると、「いい加減にせーよ」と言いたくなりますね・・

こういう子供達に思いを寄せる・・そんな町を作って行けたら、自殺者も少しは減少すると思うのですが、自治体の国際化はまだまだ・・
ようやく本気で向き合う自治体も出てきていますので、諦めずに頑張るしかないですね・・・


車がポンコツになり・・新しく買ってもらえそう・・
犬も乗せるし交流活動で荷物も運ばなくてはならないし、新しい車を買うのは無理だろうナーと思っていましたが、彼が可哀想だと思ってくれたのか・・・
最後の車になるだろうから、取り替えるか・・と言ってくれました
ヤッタネ! ・・乞うご期待!!




[220] 二つのルーツ誇り

投稿者: 北川 投稿日:2017年 3月23日(木)08時11分46秒 shirakami203192116003.itakita.net  通報   返信・引用   編集済

3月21日のK新聞にY君の記事が載りました。
幼い頃、母親の再婚で中国からやって来たY君、彼と初めて会ったときのことは今でも鮮明に覚えています。
「マルコメ坊や」のコマーシャルに出て来る男の子にそっくりでしたが(これを知っている人は昔の人?)無理に明るく振る舞う様子が気になりました。

両親は早朝から夜遅くまで仕事で不在、ほとんど一人で待っていることの多い彼に、寂しくない?・・大丈夫?と聞いたことがありました。
そのときの彼の答えは・・
「中国にいたときからお祖母ちゃん育てられ、お母さんは仕事で家に居なかった。小学生になったら学校の寮に入れられて何でも一人でやらなければならなかった。日本に来て始めてお母さんと暮らせるようになった。どんなに遅くてもお母さんが必ず帰ってくるんだから寂しくないよ。ボク、日本語が分からなかったら中国に帰らなくてはならない・・・だから、ボクは頑張って日本語を覚える・・先生教えてね」

彼の心の奥底にある思いが・・・聞こえてくるような気がしました。
「そうだね、頑張ろう!・・中国に戻らなくても良いように日本語を教えるね
厳しいよ・・付いてこれる?」→「ボクは中国では成績が良い方だったんだけど・・日本に来たらダメだって思った」→「どうして?」→「日本語が分からなかったら友達もできないし勉強もわからない・・みんなボクのことをバカだと思っているよ・・きっと・・」

「君がバカではないことを証明するために私がいる・・ビシビシやるから負けないでついてきなさい・・日本のお父さんをビックリさせようね」
「マルコメ坊や」の頑張りが、家族も周囲も変えていきました。

新聞社の許可を得て記事を掲載します。
どうぞ・・読んであげて下さい。

この記事は、彼がこれから生きて行く上でのエールであり、彼の日本でのルーツを証明することになると思います。
記事を掲載して下さったH新聞に心から感謝します

異文化をルーツに持つこどものアイデンテティを云々する人がいますが、彼のような子供がこれから増えていくことでしょう
母国・母語・アイデンテティとは何か・・子供達に寄り添うことで、見えなかったことが見えてきます。
親の思いを受け継ぐのが幸せ・・そう言い切れるのは自分が幸せだから・・

「中国で生まれ、日本で育ったことは自分の長所だと気付いた。今では気にしていたことがバカバカしいくらい」・・彼にそう言わせたのは、家族であり、教師や周囲の人たちです。

日本語指導者・・この仕事を選んだことを誇らしく思います。
Y君、ありがとう、ガンバレ!

そして・・君が帰って来る場所は・・いつでもここにあるからね・・・・


この掲示板の「資料集2016年度」に新聞記事が掲載されています
読んでみて下さい。



[219] 料理教室

投稿者: 北川 投稿日:2017年 3月20日(月)18時31分47秒 shirakami203192116003.itakita.net  通報   返信・引用   編集済

お待ちかねの料理教室の連絡です。
3月26日(日)南部公民館・・AM9時~PM2時

最近は子供達からのリクエストが多くなりました。
そうだよね・・そろそろお母さんに頼らず自分で作れるようにならなくっちゃね。
男女共同参画は大人だけの課題ではありません・・楽しみながらいろんなことにチャレンジさせたいですね・・

今年の要望・・
①巻き寿司→子供の遠足や運動会に持たせたいけど、上手くできないので覚えたい

②シューマイ→家で餃子は作るけどシューマイは作らない。シューマイって自分で作れるの?

③グラタン→給食で食べたことがあるけど家で作ったことがないので作ってみたい・・カレーと同じなの?

④おにぎり→コンビニで買って食べるけど家では作らない。きちんと握ってみたい・・私も私も・・みんな、おにぎりの握り方を知らないことが判明
ヨーシわかった・・そうだよね~・いつまでも優しいおばさんに握って貰うのではなく自分で握れるようになりたいんだよね・・
みんなでおにぎりを握りましょう・・その代わり自己責任で食べること(苦笑)


21日から春休み、恒例の「春休み子供学習支援教室」を開催します。
今までの学年の基礎が入っていないと、進級しても理解できない部分が出てきます。家でゲームばかりしないできちんと勉強しましょうね。

学校でA君(小学3年・中国)の担任に声をかけられました。
「A君が「春休みになると、料理教室もあるし勉強もするんだよ~」と、嬉しそうに話していました。子供達が休みになると学校は心配で仕方がないのですが、日本語教室のお陰で安心できます。どうか宜しくお願いします」

「はい、勉強に少しでもついて行けるようにさせたいと思っています。
こちらこそ、任せて下さってありがとうございます」

学校との連携は簡単ではないとボヤく日本語支援者が多い・・
でも、意外に・ボヤクほどではない
協力し合うことで子供達の力が伸びるなら・・教師も日本語指導者も思いは同じなんですよね・



[218] 卒業・・

投稿者: 北川 投稿日:2017年 3月20日(月)04時37分13秒 shirakami203192116003.itakita.net  通報   返信・引用   編集済

19日(日)は、N小学校の卒業式・・今年は2名の卒業生、笑顔で卒業する姿に
感慨深いものがありました。
小学校の卒業式は基礎教育の通過点、感慨深いことなどあるの?
そう思えるのは日本人だから(苦笑)

教育の基礎登竜門である日本の小学校は、異文化をルーツに持つ子供達にとっては「鬼門?」とも言えます。
国際理解も異文化理解も関係ない・・個々の潜在能力(英語を含め多言語の能力・多文化)は、義務教育ではなんの評価もされません。
日本語能力だけが選別の対象となります・・日本語が理解できない=障害児・学習障害

今回の卒業生・・AちゃんとSちゃん・

Aちゃんはパキスタンから4年前来日・・日本の学校は宗教の違いや戒律など考慮しない(わからない?)教師がゴロゴロ
仲間と足並みを揃えるべき、戒律=食べ物の好き嫌いは止めよう(??)、夏は足や手を出し健康に過ごそう(言葉の違いだけが異文化だと思っている・・)
日本で生きるなら日本人と同じにするべき、なんの躊躇もなく指導?する熱血教師

異文化を理解して貰うだけでも大変なのに、その上、日本語が理解できない障害児のレッテルを貼られたら夢も希望も持てるはずもない・・
死ぬほど勉強するしかなかったAちゃん・・日本語の読み書きや漢字、文法の基礎指導のために2学年落として貰ったことで、チョッピリ楽に勉強できるようになりました。
辛そうにしていた時期もあったけど、乗り越えた頑張り屋さんです。


もう一人のSちゃんは、5歳の時、日本人と結婚したお母さん(フィリピン)に呼びよせられました。
夜の仕事をする母親は「日本語は学校が教える。ひらがなもカタカナも入学してから勉強すれば良い」
私も子供も日本語が話せるから大丈夫・・と言いました。

困ったのは学校と・・本人・・
お母さんは字が読めませんでした
話せても日本語のアクセントが変、語彙も少ない、学校のお知らせが読めない・・ほとんどの子供は入学前にひらがなの読み書きができているので、Sちゃんは取り残されていきました(日本人の儀父は出稼ぎで東京へ行ったとのこと・)


学校長から相談を受け、SちゃんとAちゃんを一緒のクラスにし、日本語と教科・生活全般の支援をしていくことを提案しました。

学校側の了解をもらい支援を開始すると同時に、教師への理解促進を図りました。
Aちゃんの母国の文化を理解してもらうこと、日本国籍を持たないSちゃん言語環境と家庭環境を理解してもらうこと等、
ほとんどの教師は「国際理解=英語=交流活動」の構図で異文化を理解しているので、この二人の子供の環境に対応するスキルがない・・学校という現場に入りそれが良く分かりました。

今、学校現場に必要なのは、子供への日本語指導と同時に教師への異文化理解啓蒙ができる人材です。

教師が悪いのではなく、学校教師は異文化の子供達の現実を知らないからです。
子供達の現実を知れば、面倒だと切り捨てる教師も確かにいますが、ほとんどの教師は改善に向け協力してくれます。

20年以上教師という職業の人たちと関わって来ました・・教師は教育のプロですが国際理解や異文化理解のプロではありません、だから、学校には日本語指導のプロが必要なのです
感情論やボランティアレベルの日本語指導では教師と戦えません

日本語を勉強し教師の理解が得られるようになると、二人はメキメキと日本語が上手になって行きました
理解できない所があれば、積極的に質問するようになりました。

学校は驚きました・・「日本語が理解できると頭も良くなるんでしょうか?」と言われた時には笑ってしまいましたが、日本の異文化理解や国際理解なんて、まだまだこんなもんなんですよね(苦笑)
学校教育関係者に啓蒙の必要があると・・改めて思いました


二人は中学生になります。
「卒業おめでとう!
自分で努力したからこそ、ここまで来ることができました。
その頑張りを見てきた私なので、心からおめでとうと言います。
これからも勉強して、高校までは進学して下さいね。
日本は高校を卒業しないと資格を取ったり良い仕事に付いたりできません。
わからなかったり悩んだりしたら、いつでも日本語教室に来なさい。
これからも応援するからね・・ガンバレ!!」


日本語指導者である私からの二人へのラブレター・
お揃いでカワイイプレゼントも・・「うれしい~」って飛び跳ねる姿は・・まだまだ子供です

http://



[217] 人権電話相談

投稿者: 北川 投稿日:2017年 3月19日(日)10時59分34秒 shirakami203192116003.itakita.net  通報   返信・引用   編集済

法務省は18日までに、差別やいじめなどの相談を電話で受け付ける「人権相談ダイヤル」の対応言語を6カ国語に増やすと発表した。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG17H70_Y7A310C1CC1000/

特定の外国人を侮蔑するヘイトスピーチ(憎悪表現)も社会問題になる中、「法務局に直接相談に来たが、言葉が通じないため対応できなかったケースがあり、多言語化が求められていた」(人権擁護局)という。


定住外国人の課題に向き合わないまま、外国人受け入れを推進する日本

日本語の読み書きも学ばず暮らす定住外国人を助けるのは、ごく一部の日本人・・
国が推進するなら、日本語支援はボランテイア任せにするべきではない(制度化が必要)
異文化をルーツに持つ子供の教育を人権問題だと考えない教育関係者・・


人権相談ダイヤルの対応言語を増やしても、それがあること自体知らない定住外国人は多い。

日本語教室が必要な理由の一つに、言葉の学びもできず情報を受け取ることもできない定住外国人への1番の支援者は、日本語教室で学ぶ人たちだという点である

留学生は留学生同士のネットワーク
定住者は定住者同時のネットワーク
旅行者を助けるのは・・・そこに住む同国の定住外国人・・
そのことに気づく人は、ほとんどいない・・

制度が形だけのものにならないためには、支援する側の、私たちの工夫も必要だと思う

マー何事もイイ方向に進むのは・・嬉しいことですけどね



[216] 勉強したいそうです

投稿者: 北川 投稿日:2017年 3月18日(土)18時28分17秒 shirakami203192116003.itakita.net  通報   返信・引用   編集済

Tさん(フイリピン→帰化して日本人)が、若い女性(フィリピン)を連れて日本語教室に顔を出した。
一年前、高校を卒業した息子が東京へ行きチョッピリ寂しいTさん、御主人が優しいので大丈夫ですが(苦笑)
一人息子のD君が小学4年の時、学習障害と転校を打診された。
自分が日本語ができないからだと泣き崩れるTさんと日本人の御主人に、特別支援学校に転校させる前に、一年間でいいから私に日本語指導をさせてもらえないかと頼み込んだ。

それから9年、彼は成績優秀、数学の成績はトップ、表彰状を何枚も貰う快挙で昨年高校を卒業した・・両親のことを考え、大学には行かない選択をしたD君だが、学校からは初めてという、倍率の高い会社に就職した・・・異文化をルーツに持つ子供の全てが学習障害児というわけではない。

D君と一緒に日本語の勉強を始めたTさん、
ひらがな・カタカナ・漢字・・N3レベルの日本語をクリアしたことで、車の免許を取得した。
「帰化したい」と相談されたとき、彼女の苦労を知っているからこそ協力したいと思った。
帰化の報告に来たTさんに、「今度は私を助けてね」と言ったら、「もちろん、今度は私が先生を手伝う番です」と言ってくれた言葉が、昨日のことのように思い出される

「彼女が日本語を勉強したいと言います。どうか教えてあげて下さい」・・そう言ってフイリピンの女性の肩を押したTさん

「Tさんが日本語の読み書きができ漢字も読めるので、どうしてそんなに日本語ができるのかと聞いたら、きちんと日本語を勉強したからよ、貴女もきちんと日本語を勉強したほうが良いと連れてきてくれました。よろしくお願いします」と言ったSさん、

来日10年になるというSさんは、日本語が話せても読み書きはできなかった。
中学一年の女の子がいるというSさん・・
日本語を学ぶことができて嬉しい・・「今日の勉強を娘にも教えなくっちゃ」と帰って行った

そうだよね・・みんながみんな人の世話になりたいなんて思っていない
自立して、自分の力で歩けるようになりたいと思っている人だっている

日本語なんか勉強しなくてイイなんて・・他人が決める事じゃない・・よね!



[215] 嶋田先生・・大好き

投稿者: 北川 投稿日:2017年 3月18日(土)13時55分48秒 shirakami203192116003.itakita.net  通報   返信・引用   編集済

14日~16日、嶋田先生と野山先生がOPIで能代にいらっしゃいました。

能代教室の特徴は、継続して学びたい人を受け入れていることと、悩みや相談ごとを聞く場所としても機能していることです。

「読み書きなど必要ない」と日本語の学びをしなかった人たちも、生活者として暮らしていくうちに、読み書きができないことで受ける屈辱や侮蔑に耐えられなくなっていきます。
ヘイトスピーチやイジメ、それは他人事ではありません
世の中はそれほど甘くない・・日本語支援活動で学んだことです・・

生活者として暮らす外国人は、子供を産み育て地域住民として生きて行かなければならないので、いつまでもやさしさや親切に頼ることはできません。
自立を強要され、それができなければ孤立して行きます・・・そして、イジメの矛先は子供にも向けられます(日本人も同じかも・・)

日本語支援活動が、「日本語が理解できず仕事を失う、DVを我慢し相手を恨む、日本人との交流ができず孤立する、差別や侮蔑を我慢する、職場の改善を訴えられない等」・・人権の問題だと気づく人がどれくらい居るでしょう。

能代教室は、設立当初から日本語の4技能を指導してきました。
そして、人間交流を基盤にした地域住民との交流を継続しています

嶋田先生と野山先生は、OPIの調査で10年以上能代に来て下さっています。
受講生達もそれぞれに人生を歩んでいますが言葉の学びは継続しています。

そんな受講生達と向き合い話しを聴いて下さる嶋田先生。
そんな先生が、みんな大好きです

「学んだ言葉を生きる力に」
受講生達との出会いを大切にしてくださる嶋田先生と野山先生・・
OPIの学びを感謝すると同時に、必死で生きる定住外国人の言葉を真摯に受けとめて下さる先生達に出会えたことを・・心から嬉しく思います。

定住外国人の自立を受講生自身が訴える・・これからも、そんな日本語教室を作りあげていきたいと思っています。

3日間の厳しいスケジュール・・お疲れになったと思います。
でも、みんな益々・・先生が大好き・・・懲りずに又、能代にいらして下さいね
ありがとうございました。



[214] 合格

投稿者: 北川 投稿日:2017年 3月16日(木)06時24分36秒 shirakami203192116003.itakita.net  通報   返信・引用   編集済

高校入試合格発表・・受かったよ~、合格したよ~・・
ヤッタネ!!・・子供達から電話が入る

中国帰国3世のY佳・・「先生合格しました・・ありがとうございます」

両親が永住帰国してから生まれたY佳、日本で生まれ日本で育っても、彼女の言語環境は日本語とは言えない。
しかし、彼女は入学時に日本で生まれ日本国籍を持つというだけで、日本語支援が必要だとは認められなかった。

Y佳は絵本を読んで貰わずに育った(2世の母親は日本語が理解できなかった)
周囲(近所や子育て支援関係者)は、日本人なのだから中国語を使って育てない方が良いと母親にアドバイス?した・・・
日本語の読み書きができない人は障害者=弱者(?)
弱者は、親切な人のアドバイスを聞きなさい・・優しさという名の・・脅迫??

母語を使うなと言われた母親は、子供とどう接してよいか分からなくなった
この子は日本人なのだ、日本で生きるためにも日本語で育てなくては・・・真面目で一生懸命な母親だからこそ、そう考えた・・たどたどしい日本語で・子供に語りかけるしかなかった・・
その結果、Y佳は、いつのまにか表情の乏しい、無口な子供になってしまった。



小学2年の時、担任と話した。
担任は、Y佳が中国帰国3世とは知らなかった・というより、説明しても理解できなかった。
「両親が中国帰国者であっても子供は日本人でしょ、日本で生まれ日本で育ったら日本人じゃないですか・・それなのに日本語が理解できないのは障害を持っているからではないのですか?」

「家庭環境が日本語ではないから、どうしても日本語の基礎が落ちているのです。わかってあげて下さい」

「それなら塾や日本語を勉強させてから学校へ入れるべきでしょ。学校はそういう子供に関わる余裕はないんです」(チョッピリヒステリック・・こういう子供に関わったことのない教師は、混乱の極み・・)

「私に日本語指導をさせてもらえないでしょうか」

「受業に出ないのは困ります」

「校長の許可をもらい、授業に遅れないようにきちんと補いますから、やらせて下さい」

「無理だと思います。中学校にも行けないと思いますが、そこまで言うのならやってみて下さい」


あれから7年・・彼の協力で高校受験まで、引っ張り上げてこれただけでも嬉しいのに・合格した
教室のボランティア仲間からも「どうでしたか?大丈夫でしたか?無理でしたか?」・・電話やメールが殺到(苦笑)

合格しましたよ!・・えーホント!・・ウソ~・・やりましたね!

あのときの担任が聞いたら・・どう思うかな~
それとも、もうY佳のことなど忘却の彼方・・かも・・・・

嬉しいですねー・・やっぱり子供は見捨てちゃいけない・・

1番感謝しなくてはいけないのは、根気強くY佳に教えてくれた彼・・
「頑張って教えた甲斐があったな・ヨカッタ・」・・現役教師の頃の顔を見せた・・彼でした

お疲れ様でした・・心配して下さった皆さん、ありがとうございました。


*市の広報誌に日本語教室のお知らせとスケジュールが載っていました。
きちんとルビをふってあるお知らせに、やさしさを感じます。
このHPの「イベントなどのお知らせ」に貼り付けてありますので御覧下さい。



[213] 派遣依頼

投稿者: 北川 投稿日:2017年 3月13日(月)04時42分39秒 shirakami203192116003.itakita.net  通報   返信・引用   編集済

平成28年度男鹿市・潟上市・南秋田郡公民館連絡会後期研修会・・講師依頼
     平成29年3月11日(火)14時~15時 男鹿市中央公民館2階
研修内容・・・「日本語教室が果たす役割」


日本各地で「日本語教室が果たす役割」について講演をしてきましたが、県内で日本語教室について話す機会は皆無でした。
教室の体制や指導内容について語り合うことがないまま市町村に移行されてしまった日本語教室は、
指導者がいない、受講生が来ない、何を教えれば良いのかわからないなど・・問題山積です。

「日本語教室の在り方は地域によって様々、いろんな教室があって良いんじゃないの」と言う人がいますが、日本語教室の指導者がそれを言うべきではないと思っています。

なにを学びたいのか、なんのために日本語の学びが必要なのか、指針を持たず指導しても、学ぶ側は継続できません・・・教室での学びより、実際に働きながら学ぶ日本語の方が生きる力になるからです。

震災で外国人の犠牲者がたくさんでました・・・地方の町で暮らす定住外国人は、働くためだけではなく、生きる力になる、自立できる日本語の学びが必要だということです。

実際の災害では、ボランティ自身が動けない状況になったり、自治体の担当者が代われば引き継ぎは、なされません・・25年の関わりの中で知らされた実態です。

自治体の意識改革はもちろんですが、定住外国人にも自分の身を守る学びが必要なのです。
その最前線に日本語教室があるのに・・・誰も目を向けようとしません。
指導者が不足なら、指導者のための学びの場を創るべきですが・・
秋田県が1番の難攻不落??・・一歩一歩・・進むしかないですね・・

せっかくの機会なので、きちんと伝えたいと思います。



[212] 学び

投稿者: 北川 投稿日:2017年 3月13日(月)02時49分56秒 shirakami203192116003.itakita.net  通報   返信・引用   編集済

まだまだ寒い中、白鳥や雁たちが北へ帰る準備をしています。
餌を探している白鳥の群を見ましたが、遠目だとそれが残雪なのか、白鳥なのか判断がつきません。
大きく羽を広げた白鳥の雄姿、青空に線を引くようにV字に飛ぶ雁の群れ・・厳しい寒さを忘れさせてくれる芸術的な北帰行・・です
「春寒の 北へ向かう 雁行の 」

3月11日(土)は、O町日本語教室の28年度修了式
1時間勉強し、2時間目は日本文化体験(三味線の講習)
教室活動で色々な文化交流をしていますが、三味線の講習はさすがの私も初めて・(楽しみ)

いつもは文化交流だけに参加するALT(2名)が、1時間目に顔を出しました。
「文化交流は2時間目からですよ」と言うと、「この教室はわかりやすく楽しく勉強できるので、私たちにも日本語を教えて下さい」と言います。

地域日本語教室の受講者はレベルがまちまちで、母国で日本語の学びを一切してこない人もいます。
そのため、日本語のレベルチェックは重要な意味を持ちます。

OPIの学びで、会話するだけで相手の日本語能力が分かるようになりました
個々のレベルがわかると学びたいことに寄り添う指導ができるので、学ぶ側は楽しくなります。

地域日本語教室では、読み書きなど教えないと思っていたALTが、黒板に文章をスラスラ書くお嫁さん達を目の当たりにして驚いたようでした。
「この人達の日本語はどのレベルですか」と聞くので、「彼女達が解いている問題はN3レベルです。一緒に解いてみますか?」と問題用紙を渡しましたが・・解けません(助詞が入れられない)


三味線講習は、O町民謡子供教室代表のI先生です
三味線は難しくて簡単には弾けません・・意外に難しい・・
三味線に合わせて「有名なドンパン節をみんなで唱いましょう」と言われても、聞いたことがない・・受講生の中で民謡を習ってるという二人が、歌を披露してくれました

歌詞の内容を説明すると「これは方言の歌ですか?」・・民謡など聴いたことがない外国人は、まだまだ多いんですよね~(苦笑)

講師の先生の情熱と迫力に必死でついて行こうと頑張る受講生達
上手く弾けませんでしたが、弾く形だけはなんとか・・
音階がドレミでないことなど楽譜の読み方もチンプンカンプンでしたが、一時間でなんとか楽譜だけは読めるようになりました
地方の町の国際理解は、まだまだ・・・でも、面白い企画でした(講師の先生に感謝です)


来年度の日本語教室開講式は、4月8日(土)・・
「開講式に参加します。来年度は一生懸命日本語を勉強しますので宜しくお願いします」と、ALTが言いました。

O町の行政が日本語教室に目を向けるようになりました。
29年度は、O町に日本語教室を定着させるための活動をしていく必要があります。
又忙しくなりそうです・・

でも、受講生達の活き活きと学ぶ姿を見ると、シンドイとは言ってられませんね・・
O町の皆さん・・来年度も宜しくお願い致します。


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