地域の国際化

地域で生活する、外国人の方々、子どもたちについて語り合います。 http://noshi-niho.jimdo.com/



カテゴリ:[ 子供/学校/教育 ]


317件の内、新着の記事から10件ずつ表示します。


[319] 子どもが安心して学び育つ

投稿者: 北川 投稿日:2017年 9月20日(水)06時05分47秒 shirakami203192116003.itakita.net  通報   返信・引用   編集済

日本語教育推進議員連盟(日本語議連)の会長代行の中川正春氏と事務局長の馳浩氏が著者の一人として参加した書籍が相次ぎ出版された。いずれも日本語議連が取り組む日本語教育推進基本法の議論の在り方を考えるうえで参考になる書籍。

http://www.nihongoplat.org/2017/09/19/%e4%b8%ad%e5%b7%9d%e3%80%81%e9%a6%b3%e4%b8%a1%e6%b0%8f%e3%81%8c%e3%81%9d%e3%82%8c%e3%81%9e%e3%82%8c%e5%9f%b7%e7%ad%86%e3%81%ae%e6%9b%b8%e7%b1%8d%e3%81%8c%e5%87%ba%e7%89%88/

義務教育機会確保法は、馳氏が主導した議員連盟が法案を作成し、2016年秋の臨時国会で成立した。不登校の児童生徒らが通うフリースクールと夜間中学の支援を目的とした法律で、これまでの学校教育法では対応できなかった「教育弱者」の立場に立った画期的な法律だ。

県内では、このことを語る人も関心を持つ人もいないが、これからの日本の国際化を考える上で重要な意味をもつ。
関心を持ってくれとは言わない・・ムダなあがきであることをイヤと言うほど知らされてきた(苦笑)
日本の国の進む方向をきちんと見極めてくれる教育者が欲しいとは思うが・・


昨日の日本語教室も相変わらずの賑やかさ・・子どもってきちんと向き合う人が居ると勉強するもんなんですよね~
小学2年のMちゃん(フィリピン)・・「先生、宿題できたから漫画読んでもイイですか?」→「ダメです。ここは勉強するところです。漫画を読みたかったら家に帰って下さい。残りの時間で、かけ算の練習をしたほうが良いと思いますが・・それとも帰りますか?お父さんに電話して迎えに来てもらいましょうか?」→「わかりました。かけ算を勉強します」

日本語教室では子どもにもきちんとした言葉で対応するようにしている。
異文化の母親は中途半端な日本語しか使えない(当たり前・・)
日本人の父親は、家族ゆえの会話をする。
異文化をルーツにもつ子供達は、丁寧な言葉を聞くことなく育つ・・乱暴な言葉使いが虐められる要因の一つになることをどのくらいの日本語指導者が知っているか・・・

日本語教室だからこそ丁寧な日本語を身体で覚える実践をしてきた・・・
人を支援することは簡単ではない、人に永久に寄り添う事などできない・・だからこそ、きちんと自立できる人を育てる必要がある。
生きる力にするための日本語支援・・・・土着の現場で25年関わると、答えは自ずと見える

今日は、seikoさんが梨を差し入れてくれました。
台風で被害を受けた農家から頂いたものを、子供達にと持って来てくれました
子供達は大喜び・・大騒ぎ・・(食べ物に執着するのは元気な証拠?!)
高校生達は「アーアー」とあきれ顔・・この子達だって小さいときは同じように騒いでましたが、高校生になるとお姉さんです・・子どもの成長は早い・・(苦笑)

その様子をseikoさんがブログに書いています・・読んでみて下さい(seikoさん、いつもありがとう)

https://ameblo.jp/se2883iko/


いつも思います
どんな素晴らしい教材を開発してもどんな施策をたてても、子どもが学び育つことに欠かせないのは人です。
能代教室の素晴らしさは、そのことを知っている人たちが関わってくれていることです。

教室見学に来て下さったS御夫妻・・子どもから大人まで一生懸命学ぶ姿に驚くと同時に、教科書だけの学びではないことに気付いてくれました。

ここからたくさんの子供達が巣立って行きました。
どこで生きていたっていい・・この教室のことは、どの子もきっと憶えている・・
願望も含めそう思いたいけど・・どうかな~(苦笑)・




[318] 読み書きを覚えたい

投稿者: 北川 投稿日:2017年 9月18日(月)16時49分6秒 shirakami203192116003.itakita.net  通報   返信・引用

木曜教室に1歳半の男の子を連れたお母さん(中国)がやって来ました。
「私、日本語覚えたいです。お話しできますが、読みます 書きます あまりできません。ひらがなもカタカナも書きます。文を書くできません。この教室は、読みます 書きます 教える聞きました」

御主人の転勤で仙台から能代に来たという彼女は、きれいな発音ですが、助詞はほとんど入っていません。

元気な男の子はお母さんの話す中国語の方が理解できるよう・・・ボランティアが「こんにちは」と言っても「??」と不思議そうな顔をします・・・言葉より、日本人と接触したことがあまりないのかも・・・「今日は勉強より、子どもと一緒に遊んであげて下さい」とお願いしました。
一時間ぐらい遊んでいるうちに男の子は声を上げて笑うようになりました。

手を上げて「バイバイ」の仕草をする子どもを抱いて帰る彼女に・・言いました。
子どもが慣れるまで教室に連れて来てもイイですよ。急に保育所に入れると驚いて泣くと思うから・・」と・・(この部分は中国の受講生に通訳して貰いました)

言葉は、教科書や資料があれば理解できるものではありません
生活者として生きる外国人に日本語を教えるためには、言葉と同時に心が必要です。
外国語版や外国語に訳した資料だけでは伝えられないこと・・・・それが人の心です

地域日本語教室は・・それを学ぶ場所なのです・・・



[317] 勉強会

投稿者: 北川 投稿日:2017年 9月17日(日)13時53分49秒 shirakami203192116003.itakita.net  通報   返信・引用   編集済

9月16日(土)AIA主催  10時半~12時  第Ⅰ部
基調講演
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「やさしい日本語」で誰もが住みやすい地域づくり ~ダイバーシティ(多様性)の実現をめざして~
  多様性に配慮のある「ダイバーシティ社会」をめざして

                  一般財団法人 ダイバーシティ研究所  代表理事  田村太郎氏
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全国的に有名な「田村太郎氏」の基調講演なので、是非、拝聴したいと思いました。
1)今、なぜ「ダイバーシティ」なのか → 2)ダイバーシティ推進の世界的潮流 → 3)ダイバーシティを地域で進めるには
丁寧でわかりやすい説明でした。

「ダイバーシテイ推進の世界的潮流は、パートナーシップからマルチステークホルダーエンゲージメントとして責任を分かち合う社会に移行してきている。
自治体、大学、生協、労働組合、企業、NPO・・多様な社会課題に対応するには、多様な担い手が責任を分かち合う必要がある
       ↑
多様な担い手が責任を分かち合う社会・・・秋田県がダイバーシティの推進ができない理由がここでした。

講演会には、秋田県の行政担当者も教育関係者も、大学関係者も(個人聴講の学生はいたようですが・・)生協も労働組合も・・誰一人来ていませんでした。
田村氏の講演を聴きたい人は全国にたくさんいますが、今の秋田県には必要ない!?

NPO団体や昔から頑張っているボランティア仲間が、なんとかして秋田県を良くしようと講演を聞きに来ていました。
秋田県の真の国際化がかろうじて保たれているのはこの人達の頑張りがあるからだと・・改めて思いました。

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午後1時~3時半 第Ⅱ部
講座・演習
「やさしい日本語」で誰もが住みやすい地域づくり

            自治体国際化協会 地域国際化推進アドバイザー  松本 義弘氏

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「やさしい日本語」とはどんな日本語か?
日本語教育(日本語能力試験)との繋がりはどこか?
自治体が発信する言葉は難しくて不親切!?
日本語の特殊性・文化通訳について考える

防災時の実践に即した日本語・・・自治体関係者には特に学んで欲しいことでしたが、国際化社会に「やさしい日本語」が必要だとを考える人は秋田県には少ない・・

能代で日本語教室を25年間継続できた理由を改めて考えてみました
長い時間がかかりましたが「マルチステークホルダーエンゲージメント」が・(どうしてこんな難しい言い方なんでしょうね、「多様な社会課題に対応するには、多様な担い手が責任を分かち合う必要がある」と言う意味です)成り立っ町になりつつあるからだとわかりました。

日本語教室を全面的に支援してくれる能代市
大学も専門学校もない町ですが、教育委員会が理解してくれ高校生がボランティアに来てくれます
職安や企業にも日本語教室の存在は知られています・・職安から紹介されたと日本語教室にくる受講生もいます
盆踊りに支援を申し出てくれる企業があります
そして一番の応援団は、町の高齢者の方達です。

一対一のパートナーシップではなく、多対多のエンゲージメントで責任を分かち合う町づくり・・・
政府だけでなく、企業やNPO等、多様なステークホルダーが人権課題の解決を通したダイバーシテイの形成に責任をもつ社会・・・
責任を持つなんてそんな難しいことを町の人たちにお願いするのは酷ですよね~・・自治体でさえ考えてくれないところもあるのに(苦笑)
「チョットずつでいい、できることを手伝って欲しい」・・そうお願いしたら、多くの人たちが手伝ってくれるようになりました。

山田太郎氏の講演を聴き、演習で一生懸命学ぶボランティアの皆さんの笑顔を見ながら思いました。
この人達が報われる町、秋田県を多様性に配慮のある「ダイバーシティ社会」に作りあげていかなければ・・・改めてそう思いました。

各地に散らばるボランティアと会う機会はほとんどありません・・・学びの場がない秋田県(苦笑)
「お互いに頑張ろうね!」「なんかあったら連絡してね!」・・三々五々各地に散っていきました。


でも、この講演で確信したことがあります。
やさしい日本語も、働き方や多様性も・・根本にあるのは「日本語」です。
ダイバーシティ社会構築には、聞く話すだけではなく読み書きができる人を育てる日本語教室が必須である・・・

そのことに気づく日本語指導者を増やすことが・・1番の課題かも知れません



[316] 子供の学習支援

投稿者: 北川 投稿日:2017年 9月14日(木)07時42分5秒 shirakami203192116003.itakita.net  通報   返信・引用   編集済

小学2年生の後半から読解問題が出てきます
入学したとき、ひらがなが全然読めなかったM子(フィリピン)は、2年生になってようやくひらがなもカタカナも読めるようになりました。

「大きな声で間違えずに教科書が読めるようになったのですが文章問題が苦手なようです・・何度もきちんと読めばわかると言っているのですが、内容が理解できないようで困っています」
N小学校の教師は、こういう疑問を日本語指導者である私に投げかけてくれる。
「取り出し指導をしますから、都合の良い時間を教えて下さい」→「じゃ2時間目の国語の時間でお願いします」
取り出しの時間をあえて設けず、授業内容で指導させてくれるのがN小学校の良いところでう。

M子は勉強が大好き、でも、理解できない言葉がたくさん出てくるので算数や国語でつまずいてしまいます。

「さー文章を読もうね」→「たまごからかえったアキアカネのやごは、はやくきにひっしでつかまりながら、のぼっていきます」・・大きな声で読んでくれました

「この文章はどういうことを書いているのか教えてくれる?」

(赤とんぼ)の成長を書いた文ですが「アキアカネって何?」・・最初につまずいていました(苦笑)
「たまごからかえったってどういう意味かわかる?」→「たまごから家へ帰っていったの」→「誰が帰ったの?」→「そこが分かんないんだよね~きっと女の子だと思う」・・たまごからかえったは、家へ帰ること?

「はやくきにひっしでつかまりながら・・・の読み方が変だったけどもう一度読んでくれる?」

「速く 木に ひっしでつかまりながら??」→「歯や く木 にひっしでつかまりながら??」→「なんか変だね~」
「葉や茎にひっしでつかまりながら・・」→「葉って葉っぱのことなの?どうして葉っぱって言わないの?」
「茎ってなあに?木と違うの?」


これが日本語の理解できない子どもなのです・・友達とペチャクチャおしゃべりはできても、教科書に書かれている単語の半分も理解できていません。
単語の意味をきちんと説明しました。「たまごからかえる」って「たまごから生まれると同じことだったんだ~知らなかった・・どうして生まれたって言わないの?」→「ここでほ乳類との違いを教えます」

「葉っぱ」と「葉」のように、幼児期に使うことばと違うものがあることを説明します
車をブーブーと言ったり、犬をワンワンがいると言うように、小さい子どもに教える時の言葉と学校に入るようになってから使う言葉があるように・・・

「茎と木の違い」・これは理科を学ぶと勉強するのですが、小学2年の国語の問題には出てきます。
ここで花と木の違いを説明します・(毎日見ていても、異文化の親は日本語で花を説明する力はありません)

M子は、単語の説明をして行くうちに文の内容が理解できました。
問題文を読み、きちんと答えを書き込んでいきます・・「なーんだ・そういう意味か~・・何を書いてあるのかわからなかったのよね・・」→「わからないのにどうしてウソの答えを書くの?」→「だって・何か書かないと先生に悪いから、適当に答えを書いちゃった・・」→「日本語がわからないのは決して恥ずかしい事じゃない、ウソを書く方が恥ずかしい・・わからなかったら何でも聞きなさい」→「ごめんなさい、わかるでしょって言われると、ワカンナイと言えなくなるの・・」



読解指導には、一つ一つの単語の意味を理解させる必要があります。
何度も読めばわかる?・・読めば読むほど意味がわからなくなるのが、日本語を母語としない親に育てられた子どもです。

スラスラ読めるようにすることが日本語指導者の役目と思う人が多いのですが、それが子供達の本質的に持っている芽を潰してしまっているような気がします。
スラスラ読めるのに意味がわからないはずがない・・・ほとんどの教師はそう言います
読めても意味は理解できていない・・学校教師にそれを気付かせるのが日本語指導者の本質的な役目なのですが、生活支援の日本語指導者ではそれはムリ・・

子どもの日本語指導は簡単ではありません。
教科に結びつく日本語指導ができなければ成績は向上しません
成績が向上しなければ、日本語指導者の存在自体が評価されません。

教科書には日本語の文法が段階的にでてくるわけではありません。
教科書を使って日本語指導をすることになるのですが、日本語教授法や基礎日本語の知識を持たなければ指導することはできません。

子どもの支援に優しさや寄り添う気持ちは欠かせません・・しかし、25年継続することで見えたのは、日本語指導者としての力量でした。
自分の足で立ち上がり自分の考えで生きて行く人を育てて行く・・そのためには、私自身が力量のある日本語指導者になる必要がありました。

いくつになっても・・学びは必要だと言うことです・・・ね(苦笑)



[315] 知って貰うことの意味・・

投稿者: 北川 投稿日:2017年 9月13日(水)07時23分42秒 shirakami203192116003.itakita.net  通報   返信・引用

昨日の火曜教室に市議会議員のS氏が来訪。
いつも手伝って下さるseikoさんが、実際の教室を見て欲しいと話してくれたそうです。

年間を通して様々な活動を行う教室なので交流活動に興味を持つ人は多いのですが、日本語教室の実際を見学したいと言う議員はほとんどいません。
県外からの見学者は教室で何を教えているのか知りたいと言って下さるのですが、地元の人に限って「学校ではない組織でやれることなどたかが知れている・・遊んでいるんじゃないの」と、思っている人が多いのが現実・・・それが、外国人散在地域で定住外国人を支援する際の一番の障壁と言えるかも知れません

学習支援は教師や塾のようなプロの仕事、ボランティア団体にできるのは交流することぐらいでしょ
定住外国人にも子どもの支援にも一切関わっていない秋田県は・・その交流さえできないのが現実・・
郷に入れば郷に従え・・定住外国人は日本語の勉強より嫁になることに励め・・言葉も文化もわからない人が、日本人と同じ従順な嫁?!になどなれるはずもない・・
必死で頑張る人が多いが、人間としての扱いを受けていない人も・・(いずれ報いを受けるのは男達・)・


異文化をルーツに持つ子どもは支援してもムダ・・異文化の親から生まれた子どもは頭が悪い・・
ペラペラしゃべっているのに教科書の意味がわからないはずはない、やる気がないだけ・・そういう教師がまだまだ多い・・
差別や偏見がない所などない・・それらをきちんと認めることから、解決策は見つかるのではないのか・・
25年継続してきた一番の理由は、そういう子どもを救う場所がないから・・
日本語教室は奥が深い、だからこそ力量のある日本語指導者と意識レベルの高いボラティアが必要なのである

全国で日本語指導者養成講座が開催されている・・国際化社会が叫ばれる中で、力量のある日本語指導者が必要だと国がわかってきたからである

そんな中で、S氏の教室見学は嬉しかった・・
そんなに簡単に変われるはずもない秋田県・・しかし、国際化社会は確実に迫ってきている。

S氏のブログに見学の感想が書かれてあった。

「先入観から当会が外国籍在住者に対する日本語学習の支援活動だと思っておりましたが、実情はもっと深いものでした。
日本語がわからず日常生活に支障をきたすのはもちろんですが、そこからの不安であったり地域に対する不信であったり、派生する負のスパイラルを未然に防ぐことも目的のひとつでありました。
また各々の生活実情に応じた暮らし支援や、行政対応に子育て支援、さらにはお子様の学習支援と活動の幅の広さにも大変驚きました。
共助、自立支援という今後の街づくりを考える上では必須要件であるキーワードが頭をよぎり、当会活動が20年以上続けてこられているのにしっかりと理解していない自分が情けなく感じた時間でもありました」


まちづくりを考え、国際化社会を受け入れていく覚悟を持つ政治家なら、定住外国人の支援がどんな意味を持つかわかってくれるはず・・・日本語教室を潰してはいけないと思う理由がわかる政治家が増えてくれることを・・・切に望みます。
とりあえず・・見学に来て下さっただけでも・・感謝です

seikoさん、ありがとう・・



[314] 子育て支援って・・

投稿者: 北川 投稿日:2017年 9月12日(火)05時52分46秒 shirakami203192116003.itakita.net  通報   返信・引用   編集済

日本の子育てと異文化の子育て・・おんぶも抱っこもおしめの替え方も、お弁当も学校の給食も、世界中が皆日本人と同じだと思っている日本人
「イナイイナイバー」も「タカイタカイ~」も「イタイノイタイノトンデイケ~」も世界共通に日本語で話す??と思っている日本人

子育て支援や日本社会の中で常識と思われている「暗黙のルール」が、異文化をルーツに持つ母親にどれだけのプレッシャーになるか・・

フリッピンの嫁さんが赤ちゃんを生んだとき、おっぱいがたくさん出るようにと「鯉の味噌汁」を飲ませようと持って行った姑(地方によっては様々な風習がある)は、「一口も飲もうとはしない・・彼女の事を思って作ったのに・・人の優しさが理解できないヒドイ嫁・」

子育て支援担当者が中国から来たお嫁さんにアドバイス・・「離乳食を作れなかったら離乳食用の缶詰があるので、それを食べさせてもイイですよ」
お嫁さんは中国の母から離乳食の作り方を教えて貰い一生懸命作ったが、子育て支援関係者が思う離乳食とは違っていたらしい・・中国でその離乳食で子供が大きくなっているのだとしたら、その離乳食では変だと言う方が変だと思うが(苦笑)
「子育て支援の人の言うとおりにしなさい」と日本人の家族が言うので、離乳食の缶詰を大量に購入しその缶詰を暖めることもせず子どもに与えたと言う・・いくら乳幼児だって食べるはずがない
体重がいっこうに増えないことを心配した子育て支援関係者は、ついには私に頼み込んできた

「日本語があまり話せないお嫁さんなので、もしかして私の日本語が理解できないのではないのかと思うので通訳をお願いできないでしょうか」
来日してすぐ妊娠したお嫁さんは、「日本語の勉強より子育てを頑張りなさい」との周囲のアドバイスで一人で頑張って子育てをしていた。そこに日本の子育てしか知らない専門家(日本の子育てが一番)が、どんなに優しい気持ちでアドバイスしたとしても伝わらない。

日本の常識は世界の常識だと思っている専門家が多い日本(苦笑)
全て外国語版で情報を提供すれば解決すると思うでしょうが・・そんな簡単ではないんですよね・・
土着の文化は身体に染みついているもの・・日本だけでなく、国それぞれに文化があります。
ですから、資料を見ただけでは理解できないことがたくさん・・(苦笑)
やっぱり・・日本人と関わらないと本当のことはわかりません。

日本語教室があることで、異文化の人たちにもステキな子育てや慣習があることを知って貰うことができます。
そして、お互いの関係の中でより良い子育ての方法を見つけていくことができます
25年の継続は発見の連続でした。


NPO法人青少年自立援助センター 定住外国人子弟支援事業部統括コーディネーター 田中宝紀 さんが、この日本の常識について、面白い?!記事を書いています。
読んでいて・・懐かしい内容でした。

20年前に、この記事と同じようなことを経験しました・・
生きる事に寄り添えば課題が次々と噴出してきます
どうやって解決するべきか・・一つ一つみんなを巻き込んで考えて行くことが一番の近道です。

https://children.publishers.fm/article/16054/

定住外国人を受け入れるなら、当たり前に考えるべきことばかりなのに・・今頃なの?(苦笑)・

でも、遅くはありません、彼女のような人が話すと少しは理解してくれる人が増えるかも
なるべくなら・・・行政も巻き込んで欲しい
何でも・・ボランティアではなく・・少子化の日本を救うための方法でもあるのですから・・



[313] ロータリークラブ

投稿者: 北川 投稿日:2017年 9月10日(日)04時25分22秒 shirakami203192116003.itakita.net  通報   返信・引用   編集済

一般社団法人ロータリーの友事務局発行
ロータリーの友9月号 2017 VOL65 NO9

Welome to Japan
「特集 ようこそ日本へ ー在住者支援編ー」 ・・日本の人口は今後、大幅な減少が予測されています。それに伴い、外国人の働き手を求める声も高まっています。そんな中、既に日本で暮らす外国人がいます。日本で生まれた子もいます。改めて地域に迎え入れ,共に生きるため、”ようこそ”と笑顔を向け、支援するクラブがあります。

9月は基本的教育と識字率向上月間に当たるそうです。
特集には 能代RC「のしろ日本語学習会」・広島西南RC「ひろしま日本語教室」・秦野ロータリークラブ「秦野日本語教室」の3か所の日本語教室が紹介されています。
生活者として暮らす定住外国人のための日本語教室のほとんどがボランテイア活動です。
ロータリークラブのように国際理解や親善、平和を目的とする団体からの支援は、金銭面と同時に活動をする上での大きな励みになります。
全国にはボランティアで必死で頑張っている日本語教室がたくさんあります・・・資金調達で挫折してしまう教室も多々・・
今回の掲載で、日本語教室にもっと目が向けられるようになることを切に望みます。

「日本語教室の活動は地域社会において大変大切だと感じています」と、広島の日本語教室代表の光原さん
「子供達は秦野で生まれ育ち将来地域を支えて行く人たち。それに、ネイティブスピーカーがすんでいるのはまさに地域の言語資産です」と上智短期大学の宮崎教授

日本語教室は、町づくりの一環として考えるべきだと言い続けてきました

地域の言語遺産を育てるためには、力量のある日本語指導者が必要です。
どんなに指導してもダメな子どもなのか、日本語教授法の学びを一切していない支援者故の弊害なのか・・・
明確に答えられないのが現状です。

もっともっと日本語教育(言語教育)の重要性を理解してくれる教育者が欲しいですね・・・


年に一回、ロータリーの総会で町の国際化の状況や日本語教室の活動を話す事ができます。
町の商店街の皆様に関心を持ってもらえるのは、定住外国人にはとても嬉しいことです。
日本語が理解できない人たちが住んでいる、日本語が理解できない人が買い物に行く、その子供達が学校に入る・・そんなジワジワと国際化する町の状況に意外に気づかないのが・・町の人たち(苦笑)

商店街の人たちに町の国際化の状況を知らせるのも日本語教室の役割の一つ・・日本語支援関係者だけの意識共有では、解決策は見いだせません(個人的見解)
ネットワーク構築はなんのためか、これを議論する人はほとんどいません。
たくさんの人の応援があってこそ・・町づくりは実現できます・・

能代RCの皆様、応援に恥じぬよう、これからも頑張りたいと思います
国際化社会は、国際交流レベルで考える問題ではありません。
能代の町をどう作って行くか・・地域作りの一環として、これからも町の人たちに訴えて行く所存です。
どうぞ宜しくお願い致します。



[312] 異文化の親の・生い立ち・・

投稿者: 北川 投稿日:2017年 9月 8日(金)07時36分19秒 shirakami203192116003.itakita.net  通報   返信・引用   編集済

7日~8日・・小学6年生のT君の修学旅行
帰国3世の父親と中国人の母親との間に生まれたT君兄弟だが、T君が小学一年の時両親が離婚し、母親は中国へ帰って行った。
当時小学一年生だったT君と4才の弟は、中国人の祖母と帰国2世の祖父に育てられたが、一昨年、小学3年生になった弟と5年生になったT君を残し、祖母は病気で亡くなってしまった。
きれい好きで孫達をきちんと育てていた祖母の突然の死で、残された家族は路頭に迷った。

1番の被害者は子供達・・子育ての全てを祖父母に頼り切りだった3世の父親は、突然の父子家庭の状況に戸惑うしかなかった。


3世の父親が両親と永住帰国したのは12歳の時、日本語も日本の文化・習慣も何一つわからないまま両親と一緒に来るしかなかった彼は、日本語が話せないことや、偏見や差別で登校拒否になった。
当時は、日本語なんて友達ができれば話せるうようになる、ひらがななんて簡単に覚えられる・・中国残留帰国者は元々は日本人なのだから・

帰国1世は日本人かも知れないが、その孫達は日本語も日本の文化も何も知らない、勉強しなければ日本語が話せるはずがないのに、当時は誰一人そう思う人はいなかった
彼が登校拒否になり初めて、日本語の学びの必要性に気がついた学校関係者・・

私がT君の父親と初めて会ったのは20年前(中学一年生の時)
来日してすぐ中学に入った彼は、日本の小学校を知らない・・小学校の行事や学校生活を知らない上に中学校で登校拒否になってしまった・・彼の苦労は並大抵ではなかった・・・
日本語指導と教科学習の支援で自力で高校に入ることができた時、どれ程嬉しかったことか・・
高校を卒業、就職も決まり、もう大丈夫きちんと自立して生きていくだろう・・と、少し距離を置くようにしていた時、中国人の嫁さんを貰うと聞いた。

日本語の学びもさせず、つきっきりで嫁さんを助けている彼に注意したことがある。
「日本語が理解できない辛さを1番知っているのは君でしょう・・ゆっくりでイイから日本語を勉強させなさい。日本語教室に連れて来なさい・・」しかし、彼は言った→「辛さを知っているからボクが助けてあげたい。勉強があまり好きではない彼女だからボクが頑張る・・」

その結果が・・離婚
中国人の嫁を貰って欲しいと願った祖父母(文化・習慣が同じ嫁なら上手くいくと思った)の落胆は大きかったと思う・・・祖母は残された孫を必死で育てた・・死にものぐるいで育てたのだろう・・
祖母が育てているうちは学校から問題も苦情も出なかったと言う・・・祖母が亡くなったとたん、学校からの連絡が滞り集金等も思うように集められなくなった・・・・・

一昨年から学校に日本語指導に入るようになり、たくさんのことが見えてきた。
日本語指導なんてムダだからしなくてもイイと言う学校や、子どもは全て親の責任、子どもを学校に入れているのに親は何をしているのか、何を考えているのか、学校に入れているのだから日本語が分からないなど無責任ではないか・(笑止千万・)
今の日本には、日本語ができず、日本の学校のシステムを知らない親がたくさんいる

異文化・多文化・国際化社会は、日本のことを知らない人たちが増える社会・・寛容や許容や弱者救済ではなく、日本で暮らすためのルールはきちんと伝える必要がある。
どちらを選ぶかは・・個人の自由・・
しかし日本で暮らす人たちだからこそ、日本人が決して譲れないことはきちんと伝える必要がある。

子どもの支援に親は関係ない・・日本語指導者の多くはそういうが、「親の責任、親は何をしている」そう言うのは日本の学校であることを、私たち日本語指導者は心する必要がある。

異文化の親と学校との仲介役ができるのも・・ホントは日本語指導者・・
日本語指導者研修の中に、これらの学びも入れたら良いと思うけど・・ムリでしょうね(苦笑)


盆踊りの最中にT君の修学旅行の話が・・・
喘息持ちのT君のために予備点滴をし、いざという時のために紹介状を持たせてくれたO医師、修学旅行の準備を手伝ってくれたボランティアの皆さん、父親に何度も確認を取ってくれた先生・・・
T君は無事に修学旅行に出発しました。

来年は中学生になるT君・・・まだまだ皆さんの協力が必要だと思いますが、どうか宜しくお願いします。。
貧困とか孤立する親とか言いますが、その人達にどう関わるのか、教えてくれる人は・・いませんものね・・
まず、目の前に居る子供を救う・・その一歩ですね

盆踊りが終わりました・・休んでる暇がない(苦笑)



[311] 21回目の盆踊り・・

投稿者: 北川 投稿日:2017年 9月 6日(水)10時52分9秒 shirakami203192116003.itakita.net  通報   返信・引用   編集済

9月3日(土)・・台風が危惧され一度も雨が降らない記録が破れるのか・・中止にした方がイイとか別の場所でと心配して下さった方が多かったのですが、「絶対晴れる」と譲らなかったのが教室の仲間達(苦笑)

何度も危機を回避してきた「盆踊り会」を、今年もなんとか開催する事ができました
9月初旬なのに10月の気温・・屋台担当の皆さんが風邪を引くのではないかと心配しましたが、「寒くないようにいつもの倍働いているから大丈夫だよ~」と嬉しい言葉をもらえました。
21年目にもなると、屋台もプロ並み??
寒いからと急遽、メニューをお汁粉や煮卵など温かいものに変更・・フラッペは思った通り売れなかったようですが子供達には定番メニュー(来年は寒くないといいですね)

日本語教室の仲間はもちろんですが、見学の人たち(日本人)も踊りの輪に入ってくれました
見てるだけだと寒いから踊った方が暖かい・・簡単な振り付けだから踊れそう・・子供達が見よう見まねで踊る姿に誘発された・・・皆さんが踊ってくれました。


定住外国人って不法滞在? 日本語教室ってなんなの?・・外国人=留学生の風潮の中、日本語教室を立ち上げるだけでも勇気がいったのに、盆踊り会を開催するなどとんでもないことを考える(苦笑)・・と言われました。しかしそれには理由がありました。
21年前は盆踊り全盛期、市内の盆踊りは7か所ぐらいありましたが、日本語教室の受講生達を受け入れてくれる所はありませんでした(東南アジアの人たちに対する偏見や差別・・今でも・・ないとは言えません))

しかし、定住外国人は私達と同じ住民としてこの町で暮らす人たち・・友達も頼る人もいない、そんな寂しい人たちを作ってはいけない・・過疎化・少子化する町だからこそ異文化の人たちに寄り添い、私たちが手を取り合える人たちになってもらうべきではないかと思いました。

日本で暮らしているのに言葉の学びもなく日本人と一緒に楽しむ機会もない、大学生や留学生とは雲泥の差の定住外国人・・多文化共生社会・真の国際化社会とは・・定住外国人の様々な問題(事件)に関わるたびに、「どこか間違っている」と思うようになりました。

飲みながらそんな愚痴を言ったとき、「やろうよ!」「やりなさいよ!」・・そう言ってくれたのが、踊り師範のTさんと着付け着物学院Iさんでした(飲み友達?)
外国人でも簡単に踊れる振り付けを私が考える、浴衣や着付けは私が請け負う・・粋な着物姿の二人が胸をポンと叩いてくれたのです。

ほとんどの男性は、「ムリムリ・バカなことを考えるな・お金もないのにできっこない」そう言いました。
でも、「やりなさいよ」と言ってくれた二人の笑顔を見たとき、改めて女性ってスゴイな~と思いました。
音響も屋台も全てボランティアの盆踊りでしたが、異文化の人たちの笑顔と喜ぶ姿を見たとき、多文化共生社会構築は国際交流ではなく人間理解や人間交流に軸におくべきだと確信しました。

少しずつ少しずつ・・町の人たちに浸透していきました。
浴衣を着て盆踊りを踊る異文化の人たちの姿に1番感動してくれたのは、高齢者でした。
カワイイね~・・礼儀正しいね~・・素直だね~・・きれいな言葉を使うね~・・
日本語教室での学びがあってこその評価です・・

今年は新聞社の取材が多くビックリ・・能代市や市教育委員会からの御挨拶も定着してきました。
いつもお手伝いして下さるseikoさんが、秋田市からお友達と一緒に屋台の手伝いに来てくれました。

盆踊り会のテントや照明一式を提供してくれるKリース、音響設備や屋台など手伝って下さるS電気、
「盆踊りだねー」といつも来てくれるおじさん・・・一人一人の優しさが21年を支えてくれました。

一度も雨が降らないのは、みんなの優しさに向けた神様からの贈り物、能代の町の人たちの優しさの証明だと思っています(笑)

今年は21年間焼きそばを担当している彼に、受講生の冬美さんの御主人が「焼きそば命」のTシャツを作成してくれました・・・これを着て焼きそば屋でもやるか~・・と、大喜びの彼でした。

寒い中を笑顔でお客様に対応してくれたボランテイアの仲間達、
優しさの輪は歳を追うごとに広がっています・・・来年はもっと素晴らしい盆踊りになると思います


今回の盆踊りを取り上げた記事がHP「2017年度資料集」に掲載されています

seikoさんのブログにも盆踊りの様子が書かれています(seikoさんいつもありがとう)

https://ameblo.jp/se2883iko/

読んでみて下さいね。


今回の盆踊りの感想の中で嬉しかったのは・・
「外国人も日本人も一緒になって盆踊りを踊っているのを見てると、平和ってイイナーと思う」という言葉でした。

地域日本語教室の本質は・ホントはそこにあるのではないかと・・「大それた野望ですね」と言われそうですが、次世代育成の意味を私たち大人が本気で考える時代のような気がします

協力して下さった皆様、一緒に踊って下さった皆様、現場に来れなくても応援して下さる皆様・・
日本語学習会の最大イベントである「盆踊り会」が無事に終了致しました。
ありがとうございました。心から感謝申しあげます。



[310] 嶋田先生のHP

投稿者: 北川 投稿日:2017年 8月31日(木)05時17分24秒 shirakami203192116003.itakita.net  通報   返信・引用

天空の不夜城の通訳支援を嶋田先生に報告しました(参加した二人はOPIでお世話になっている受講生)
二人の成長の様子を見守って下さっている嶋田先生は、驚くと同時にとても喜んで下さりアクラスのHPに掲載したいと言って下さいました。

早速昨日、記事がアップ・・さすが先生、やることが早い!(苦笑)


http://www.acras.jp/?p=7311


外国人散在地域の定住外国人は弱者救済とは言ってもらえません。
留学生でも大学生でもない、爆買いの旅行者(苦笑)でもない、生活者として暮らす定住外国人には甘い言葉をかけないのが・・日本人です(反論のある方は・・どうぞ・・)

地域日本語教室は学んだ言葉を生きる力にするための場所です
受講生一人一人に寄り添い見守り、応援してきました・・それでわかったのは、リテラシーの重要性でした。

嶋田先生の優しい心遣いに感謝すると同時に、日本語指導でのロールモデルを輩出できる日本語教室を目指していきたいと思っています。
嶋田先生の御配慮に、心から感謝申しあげます。

日本語教室は無限の可能性を秘めています。
異分化の人たちが本来持つ、生きる力を出してあげるためにも、日本語指導は重要です。
言葉の学びは生きる力になる・・天空の不夜城に参加した二人の笑顔を見て・・改めて確信しました。
私たちの活動は間違っていなかった・・と・・


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